「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

不安や緊張の扱い方

今日までの3日間は東京商工会議所様主催の研修でした。

 

受講者の方々は色々な会社から参加されています。

1社からの参加人数も制限されているため、

受講者もほとんどが初対面の方ばかりです。

 

以前、この研修は蓼科の施設で泊まり込みでやっていました。

駅から送迎バスで30分ほどかて研修会場に移動していました。

 

その送迎バスの運転手の方が不思議がっていたことがあります。

 

「初日の車内はお通夜の席みたいに暗いのに、帰りの時は全然変わってるんですよね。

 まるで遠足の帰りみたいなんです。一体何をやってたんですか?」

 

そうなんです。

最初はみなさん、不安や緊張で固くなっていますが、
終わりにはそんなものは全くなくなって、リラックスしています。

多くの方が行きの時とは違い、楽しそうに話しています。

 

3日間かければそうなるのも当たり前かもしれません。

でも、かなり早い段階でこんな雰囲気になっています。

 

不安や緊張は力の発揮を妨げます。

スポーツの試合などでも不安や緊張で本来持っている力が

発揮しきれず終わってしまうことがあります。

スポーツだけではないですよね。

 

仕事で大事なお客様へのプレゼンテーションが、

不安や緊張から酷い出来に終わってしまう。

 

せっかく勉強してきたのに、

不安や緊張から本番の試験でミスをしてしまう。

 

不安や緊張で心が乱れていると、本来の力が発揮できなくなってしまいます。

 

研修の場でも、受講者の方々が不安や緊張を感じていると

みなさんは研修に集中できません。

 

何かを学ぶという力も、何かに気づく力も

発揮しきれなくなってしまいます。

 

だから、最初の段階で可能な限りこの不安や緊張は解消しておかないと、

せっかくの時間が無駄になってしまいます。

 

状態を整えてから始めないと、

どんなに内容が価値あるものでも伝わらないで終わってしまいます。

 

だから、始まりにしっかり時間をかけます。

 

早い段階で、皆さんの不安と緊張を和らげるようなことを意識しています。

 

いろんなことをしますが、効果的なことの一つは

 

「今の気持ち(感情、気分)に気づいてもらう」

 

ことです。

 

不安なら不安で構いません。

緊張しているなら緊張しいているので構いません。

 

自己紹介を一人一人するときに、必ず「今の気持ち」をそのまま表現してもらいます。

 

自分の気持ち(感情、気分)を明確に認識すると、

不思議と心は整いやすくなります。

 

「不安だ」「緊張している」

 

と口にすると、不安も緊張も少しおさまります。

 

そんな自分の状態を周りがただ聞いてくれているだけで、

つまり、評価や判断をせずに受け入れてくれてくれると

不安や緊張は更に低くなります。

 

例えば、そんなことをして少しでも心の状態を整えるようなことをしています。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。