「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「頑張り」は強制されるものではない?!

長女が社会人になって参加しているクラブチーム(バスケ)の試合を見ました。

 

ある高校のOG達が中心になって出来上がったチームだそうです。

(因みに、長女の母校ではありません)

 

昨年はクラブチームの全国大会で準優勝している位ですから

強豪チームといってもいいと思います。

 

試合開始前の練習を見ていて、

 

なるほど!さすが強豪チーム!

 

なんて思ったかというと、、、全然違います。

 

一言で言うと、、、「ぬるい」感じなんです。

 

ピリッとした緊張感や相手を倒そうと言うような闘争心などは全然感じられません。

 

試合前のシューティング練習に間に合わない選手もいたり、、、

その選手、控えであまり試合に出ない選手かなと思ったら、

スタートメンバーでした!!

 

監督やコーチもいなく、自分たちだけでベンチワークもやっています。

 

一方の今日の対戦相手のチームは、

 

監督がしっかりいて、試合前の練習も気合いが入っています。

良く声も出て、キビキビ動いて、やるぞ!という気持ちが伝わってきます。

 

さあ、試合が始まりました。

 

最初から一方的な展開です、、、

 

さて、どちらが勝ったと思いますか?

 

長女達のチームが30点以上の差をつけて勝ちました。

 

試合後に聞いたら、普段はチームとしての練習自体も殆どしていないで

試合の直前に集まって少しする程度なんだそうです。

 

もちろん、実力や能力の差もあるでしょう。

でも、そこまで大差になる実力差があるようには私には見えませんでした。

 

何しろ、相手チームの方が頑張っているように見えました。

 

だけど一つ気になったことがあります。

 

それは、、、

 

相手チームの方が楽しそうに見えなかった

 

ことです。

 

長女のチームはみんなプレーしているのが楽しそうでした。

もちろん勝っていることもあるでしょうが、

そもそも試合前の練習の雰囲気が好きなことを楽しんでいるように感じられました。

 

それと比べると、相手チームの方が緊張しているように見えましたし、表情が固かったです。

 

「力が抜けている方」と「力が入っている方」が戦っているようでした。

 

手を抜いている、適当に流している、そんな風に見えるプレーも多々ありましたが

試合中に「ここだ!」というときに長女達のチームの選手は一生懸命プレーしていました。

 

大事な時にはボールに飛びついて取りに行く姿が何度も見られました。

 

一方の相手のチームは、他の場面では「頑張っている」のに、肝心なところで抜けていました。

 

何でもかんでも頑張ろうとすると、どうしても頑張りきれない時が出てきます。

そうならないためにきつく厳しい練習を更に「頑張る」、というやり方もあるでしょう。

 

こういうやり方は、最初は自分一人ではできません。

指導者などから、強制的に頑張ることを強いられます。

こういうやり方だけで鍛えられてくるt、いつしか自分の中に

「自分に頑張りを強いる自分」が出てきます。

 

「もっと頑張れ!」

「手を抜くな!」

「やらなければダメだ!」

 

自分で自分に「頑張り」を強いていきます。

 

こういう状態になった時、実は、目の前のやるべきことに100%集中していません。

 

プレー以外のこと(自分を頑張れせようとすること)に意識が向いています。

 

だから、いざという時にポカしたりします。

ここ!という時に安易なミスが出たりします。

 

他人からであれ、自分自身からであれ、強制された「頑張り」では

人はその力を100%発揮することは出来ないのです。

 

本当に自分が好きなこと、やりたいことに対しては、

余計なことをしなければ、人は放っておいても一生懸命になります。

 

「頑張れ!」なんて言われなくても、勝手に頑張ります。

 

しかも、その時本人は「頑張っている」という意識でいることはほとんどありません。

 

もしかしたら私たちの多くが無意識に思っている

 

「頑張る」ということの価値

 

を考え直してみることも必要かもしれません。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また明日。