「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

権力の罠

今日は下記のリンクの記事をまず読んで見てください。

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1806/22/news018.html

 

たまたまFBでシェアされていたので見つけました。

 

読んで色々と思うことがありました。

 

上の記事にこんな1節がありました

 

(ここから)

健康社会学的な視点では、「権力」は決して悪者ではない。

むしろ、人の生きる力を高める、プラスの要因です。

「自分で自由に決めることができる権利があるという感覚」をもたらす権力は、

ストレスの雨に対峙するための大きな傘となり、

職務満足感や人生満足感を高める効果を持つことが

多くの調査結果で示されているのです。

(ここまで)

 

「力」は決して良くも悪くもない。

それを扱う「人」の問題だ。

 

そんなことが言われたりします。

 

確かにその通りだと思います。

 

しかし、「力」を持った結果、何故か「力」がなかった時より

人間的な魅力がなくなることが多いように私は感じる時があります。

 

だからこそ、上に行くほど謙虚にならなければいけない。

 

そんな風に思います。

 

しかし、そう思っていたとしても、知らず知らずのうちに

だんだんと傲慢になるようなこともあるように思えます。

 

社会的に高い地位にいるわけでも全くありませんが、

私は仕事柄「先生」と呼ばれることが多いです。

 

「先生」という立場で企業にお伺いすることも多いです。

 

私自身は決して自分が優れているとか偉いなどと思っているつもりはありません。

 

しかし「先生」と呼ばれ、色々とお世話をしてもらったりすることが多いと、

そうしたことがない時に、自分でも気づかないうちに嫌な気分になったりします。

 

ここの人たちは気が利かないな

この会社は自分に対する扱いが悪いな

 

などと、無意識に思っている自分がいます。

 

そんな自分に気がつくと、少し自分が怖くなります。

 

リンクの記事にこんなことも書かれていました。

 

(ここから)

人間には「権力に溺れる欲」もあれば、「権力にすり寄る欲」もある。

「自分に何かをもたらしてくれるだろう」という期待に人は魅了されます。

そして、権力が1人に集中し、組織全体が権力者に「依存」する構図になったとき、

権力は圧倒的な「悪」と化します。

(ここまで)

 

私は組織において「上下の関係」だけでなく「横の関係」が大事ではないかと考えています。

 

役割の上下はあっても、人としての上下はない。

目標を達成しようという点においては皆、同じ立場だ。

 

そんなことを思っています。

 

「上の立場」の人は、自分が偉いと思いすぎないようにすることが大事だと思いますが、

実は、「下の立場」の人たちの意識にも問題があるケースが少なくないです。

 

それが、まさに「依存」だと思います。

 

ある面では「下の立場」は楽です。

その楽なままでい続けるために、上を必要以上に持ち上げ、依存します。

 

こうなると、どんどん組織の活力は失われていきます。

 

そうならないように、一人一人が意識することが大事だ、というのは簡単です。

 

しかし、個人の意識だけの問題ではないかもしれません。

個人の意識は個人を取り巻く環境や社会の影響を大きく受けます。

 

個人の責任だけを追求しても何も解決しないように思えます。

 

自分も含め、周囲の関わり方なども常に振り返り、

自分のできる改善を怠ることなく続けていこうと思います。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。