「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「原因」より「目的」

今日は娘たちのバスケットの練習を見学しています。

練習をわざわざ見に来たわけではなく、

練習試合だと思って他所の学校まで行ったのですが、

実際は試合ではなく合同練習みたいな感じでした。

 

指導者が色々と教えています。

 

チームで動きの確認をしている時にこんなことがありました。

 

パスをもらおうとした選手がうまく守られてしまいました。

それを失敗だと思ったように見えた時に

 

「失敗じゃないんよ」

「パスをもらおうとして、相手にうまく守られた」

「ということは、もっと相手に頑張って守らせろ」

「その分、他のところで手薄になるところができる」

「だから、自分がもらえなかったからおしまいではないんよ」

 

そんなことを聞きながら、ふと思いました。

 

一つ一つに完璧を求めると、うまくいかなかった時に

その状況を「失敗」と捉えてしまう。

そして、その失敗を繰り返さないために

その「原因」を探りだす。

 

色々な指導者を見てきましたが、このような対応をする方は多いです。

 

でも、全てを完璧にすることは現実的には難しいです。

というよりあり得ないと言ってもいいでしょう。

 

常に、状況は動いていきます。

いちいち止まって原因究明などしていたら、

時間はどんどん過ぎていってしまいます。

 

そんなことをしているよりも、

本来の「目的」に向けてこの状況をどう活かしていくか

の方が効果的な対応かもしれません。

 

先ほどの状況であれば、

得点を取る(目的)ためになんらかの動きをした(手段・方法)、

しかし、それ(手段・方法)はうまくいかなかった

 

ここで手段や方法の正しさにこだわりすぎると、

なぜうまくいかなかったかという「原因究明」に入り込みます。

 

原因を究明することがダメだと言っているわけではありません。

 

その状況で「原因究明」をすることが「目的」にとって一番効果的なものであればすればいいです。

 

先ほどのケースで言えば、あるプレーがうまくいかなかったという状況で

それでも得点を取る(目的)ために、一番効果的なことは何か?ということです。

 

うまくいかなかった原因を探ることでしょうか?

 

必ずしもそうではないですね。

 

その状況を最大限に活かせる次の攻撃パターンを組み立てることです。

 

仕事をしていく中で、当たり前のように「原因究明」が行われています。

 

しかし、一度考えてみてもいいのではないでしょうか?

 

本来の「目的」は何なのか?

そして、その「目的」を果たすために、今一番必要なことは何なのか?

 

手段・方法の正しさを追求しすぎると、本来の「目的」を忘れ

決められた「手段」や「方法」の遂行こそが大事なことだという

 

「手段の目的化」

 

が起きてしまいます。

 

このことに気がつかず、ただただ一生懸命やっていても、

何かがおかしい、なぜかうまくいかない、、、

なんて状況になってしまいます。

 

全ての判断基準は「目的」に適っているかということ

を忘れないでいよう。

 

そんなことを感じさせてくれた今日の出来事でした。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。