「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

相手の立場で考える、とは言うものの、、、

相手の立場になって考えてみたらどうでしょうか?

 

うまくコミュニケーションが取れない時、

こんなアドバイスを受けることがあります。

 

私自身も面談などでこんなことを言うことがあります。

 

私たちは自分の立ち位置から色々考えて判断しています。

立ち位置を変えて、相手の視点で物事を捉え直すことで

それまでの自分では気づかないことに気づいたりします。

 

相手(の視点)を受け入れることで、

今まで受け入れられなかったことが自然に受け入れられたり、

全く違う新たな考えが出てきたりします。

 

そういう点では、非常に有効な方法ではありますが、

うまくいかない時もあります。

 

「相手の立場になったつもりで考えてみたら、

 どのように考えられますか?」

 

「うーん、だとしても自分ならそうは思わないし、

 あんな行動(反応)は絶対にしませんね」

「やっぱりあの人とは無理です!」

 

こんな風になってしまいます。

 

相手の立場に立って

相手の置かれた状況を感じているはずなのに

全く何も変わらない、、、

 

問いかけた方としては

 

「あちゃー!こりゃ、困ったな、、、」

「どうしよう、、、やっぱりこの人では無理かな、、、」

 

なんてなってしまいます。

 

なぜ、こうなってしまうのか?

 

それは「相手の立場に立つ」「相手の視点で考える」ということ

の捉え方が違うからです。

 

「相手の立場に立つ」「相手の視点で考える」とは

 

今の自分のまま、相手の置かれた状況を想像する

 

ことではありません。

 

これだと、結局、自分の立ち位置から見ているのと本質的に一緒です。

つまり、今の状況と何も変わっていません。

 

相手そのものに自分がなりきって、

相手の置かれた状況を自分が追体験する

 

ことが「相手の立場に立つ」「相手の視点で考える」ということの

本来の意味なのだと思います。

 

一度自分の立場を捨て去って、自分の考えを手放して

相手になりきって考えてみる

 

ということです。

 

面談などで、

面談の対象者が自分の立場を捨て去って、

相手の視点で本当に考えてもらえることが出来ないと

 

聴いている私がついついやってしまいがちなことがあります。

 

それは、面談の相手を誘導するような質問をしてしまうことです。

 

自分の視点から考えるのではなく、自然に相手を受け入れられるように

色々な観点から問いかけたりします。

 

昔は、これでうまくいったような気がしていましたが、

これは必ずしもうまくいっていないことにいつからか気づきました。

 

その場では、それでうまくいったように感じるのですが

実際にそのあとのことを見ていると、

結局、何も変わらず、改善していないことが多いのです。

 

なぜ、そうなるのか?

 

これは少し悩みましたが、実に簡単なことでした。

気がついてみれば、当たり前のことでした。

 

そのことについては、、、明日の記事で改めて書きますね。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。