「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

目的を問い続ける

「目的」と「目標」、この似て非なる言葉をどれだけきちんと意識しているか。

 

そんなことを良く感じます。

 

私の場合、

 

「目的」とは、

最終ゴールであり、本当に成し遂げたいこと、本来の望み、

 

「目標」とは、

「目的」を達成するために通過していく目印

 

という感じで捉えています。

 

「目的」や「目標」という言葉をそういう意味で使わなければいけないということではなくて、

 

本当に「成し遂げたいこと」とそれをやるための「手段」を

しっかりと認識していることが大事だと思います。

 

本当の「目的」は最後に到達するゴールですから、

今すぐできるようなことではありません。

 

あまりに遠くばかり見て歩いていたら、

どれくらい進んでいるかもわからなくなり、

だんだんとやる気もなくなります。

 

だから、手前の目印を定めてそこに向かって歩いていきます。

 

この場合に目印を定めることは、

あくまでも最終地点に到達するための「手段」でしかありません。

 

つまり、「目標」は「目的」を達成するための「手段」でしかないのです。

 

「手段」は、一つしかないとは限りません。

 

「目的」を達成するためなら、

今とっているのとは別の「手段」もあるかもしれません。

 

一方、近くの目印だけを見つけて歩いていると、

本来向かう方向からずれてしまうこともあります。

 

だから、時々、本当はどこに行きたかったのかを確認する必要があります。

 

一生懸命やっているはずなのに何か行き詰まりを感じてしまう

 

そんな時こそ、本当はどうなりたいのか、

本来の「目的」は何なのかを考えてみるといいと思います。

 

自分一人に関してもそうですし、チームや組織でも同じです。

 

組織内での対立の多くは、「手段」の是非で対立しています。

 

こんな時に必要なのは、どちらが正しいかを検証することより、

まず「目的」が共有されているかこそ、確認すべきです。

 

みんなが同じ山に登っているかを確認しないと、

意味のない議論になったりします。

 

自分は富士山に登っているつもりだが、他の人はエベレストだった、

なんてことだと当然装備もルートも何もかも変わってきます。

 

どちらの装備が適切だとか、

どちらのルートが正しいかなど、

全く無意味な議論です。

 

しかし、意外と多くの組織でこんなことが起こっているように感じます。

 

あなたの組織は皆同じ山に登っていますか?

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。