「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

クライメットクリエイター

経営者はクライメットクリエイターでなくてはならない。

 

経営の神様と呼ばれるピーター・ドラッカーの言葉です。

 

クライメットクリエイターとは

 

組織や場の気候・空気・雰囲気をつくる人

 

という意味だそうです。

 

「組織」や人が集まる「場」には、

それぞれ独自の「空気感」「雰囲気」があります。

 

暖かい or 冷たい空気

穏やかな or 殺伐とした雰囲気

何でも話せる or 気軽に話してはいけない空気感

 

一人の人の存在がこの空気感を作り出してしまうことがあります。

 

以前、ある企業様で研修をしていた時のことです。

 

対象者は比較的若手でした。

 

非常に良い雰囲気で、リラックスしている中にも集中していて

とても良い感じで進んでいました。

 

そんな時、どうやら上司にあたる方が見学にこられました。

 

その方が入ってきた瞬間、場の空気が変わりました。

 

今までの暖かい感じは跡形もなく消えて、とても冷たい空気に変わりました。

誰もが発言をためらうようになり、何かに怯えているようにも見えます。

 

その方が退室された時、場に安堵感が垂れ込めました。

 

この方はおそらく優秀な方なのだと思います。

きちんと結果も出してこられたのでしょう。

それが評価されて今のポジションにいるのでしょう。

でも、周囲の人が育ってきません。

それが悩みだと聞いてもいました。

その為に研修が企画されたのですが、、、、

 

おそらく、研修の受講者の方々は現場に戻ると、

結局、今までと同じように力を発揮できない可能性が高そうだな、

と感じました。

 

「場」が「人」の活動に与える影響力はかなり大きいです。

 

しかし、本当にそのことを理解して、

まずは「場」を整えることから始めているでしょうか?

 

一人ではなく、組織で仕事をしていく時、

この「場」を整えることができているかどうかは、

まさにパフォーマンスを決定づける要素になります。

 

だからこそ、一つでも多くの組織で「場」を整えられる人を増やしていこう。

そのお手伝いを続けていこう。

 

冒頭に挙げたドラッカーの言葉を読んで、

改めて、そんなことを思っています。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。