「意味づけ」に気づく意味
「意味つけている自分」に気づくことで、心はととのい始めます。
ということを昨日書きました。
人は、出来事や他人の言動などによって感情が乱されます。
しかし、
それは出来事や他人の言動の所為で自分の心が乱されている
ということではありません。
出来事や他人の言動はきっかけにすぎません。
自分の感情を決めているのは「自分の意味づけ」です。
そのきっかけとなった出来事や他人の言動に自分が見出した
(つけた)意味に応じた感情が生じているのです。
自分の心を乱しているのは
自分の意味づけ
なのです。
ということは、
自分の心が乱れているのは自分の所為だ
ということなのです。
何かの所為、誰かの所為ではないのです。
「あなたの所為でイライラするのよ!」は嘘なんですね。
「あなたのことに意味づけした自分の所為でイライラしている」なんです。
相手に対して「イラつかせないで!!」は、結局、
「自分で勝手にイライラしているのをやめよう」なんです。
自分の心の状態は「活動の質」に影響を与えます。
良い結果を求めて最高の活動をしようとすれば、
心の状態はととのえておかなければなりません。
では、心の状態を決めるのは、、、他人や出来事でなく、自分自身の意味づけです。
最高の状態を作るのも、乱れた状態になるのも
自分の意味づけの影響でしかありません。
質の高い活動をするための準備=心の状態をととのえることは
どんな状況であったとしても
全て自分の責任
なのです。
ところが、普通はそう思えません。
なぜなら、この「意味づけ」は無意識に行われているからです。
無意識に行われていることは、無意識のままではコントロールできません。
無意識に行われていること=習慣です。
行動だけでなく、思考も習慣で形成されています。
ある出来事に対して、どのように反応するかは今までの経験の中で
知らず知らずのうちに習慣的なものになっています。
今より質高い活動をしようと思い、心をととのえることを身につけるためには
この「習慣」を書き換えていくことが必要です。
そのためには「無意識で行っていること」を「意識する」=「気づく」ことが必須です。
自分が色々なことに様々な意味をつけていること、いや、
意味づけしている自分に気づくことで心をととのえる習慣の第1歩が始まります。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。