「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

習慣を形成する「報酬」という要素

習慣とは

 

ある「キッカケ」に応じて「ルーチン」を無意識に行っていることです。

そして、大事なポイントはそのことによりなんらかの「報酬」を得ている、ということです。

 

この「報酬」の存在が、習慣が形成される際の大きなポイントです。

 

ここでいう「報酬」というのは、

「金銭」や具体的な「モノ」である必要はありません。

 

現実的に考えても、金銭やモノを毎回得ることは不可能でしょう。

 

では「報酬」とは何か?

 

それは、

 

何らかの「感情」が満たされる

 

ことです。

 

以前にも、人の行動の目的は「感情を満たす」ことだと書きました。

つまり、目的が果たされることが「報酬」なんです。

 

「感情」や「気持ち」が満たされることが「報酬」となります。

 

昨日紹介した本にも書いてあるエピソードで「練り歯磨き粉」のことがありました。

 

今では、ほとんど皆さん歯を磨く習慣がありますが、

昔はそれが全くなかった時代が続いていました。

 

歯の衛生上、歯磨き粉を使った歯磨きがどんなに有効だと宣伝しても

一向に広がらなかったそうです。

 

しかし、ある歯磨き粉が爆発的に売れることにより、

歯磨きが人々の習慣になりました。

 

この歯磨き粉には、歯の衛生面では何の効果もない成分が含まれていました。

それは、だから含まれていなくても歯磨き粉の機能には何ら影響はありません。

しかし、この成分があることで人々は歯を磨くことで得られる「報酬」があったのです。

 

その報酬とは「スッキリした気分が味わえる」ということ。

それをもたらす成分は「ミント」です。

日本では昔からある「ハッカ」もミントの一種です。

あの、スーッとした刺激、清涼感をイメージさせる感覚こそが

歯を磨くことで「報酬」を得られた気分を感じさせてくれるのです。

 

歯を磨かないとこのスッキリ感を感じられない。

何かを忘れているような気になる。

それで、歯を磨いていないことを思い出して歯磨き粉をつけて歯を磨く。

すると、スッキリした気分を味わえて、満足する。

 

こうして、歯を磨く習慣が出来上がります。

 

今書いた説明は多少不正確は所はありますが、

大まかにいうとこうして「報酬」に繋がっていると

感じさせてくれる「刺激」が習慣を形成するときに欠かせません。

 

この「刺激」を得られる「行動」が「ルーチン」として

習慣化された行動になっていきます。

 

さて、習慣を変えようとして「ルーチン」化された行動を変えるのはいいのですが

この「報酬」「刺激」の効果について理解していないと

新しく根付かせた「行動」がその「報酬」「刺激」を持たらさない物にしてしまうことがあります。

 

単に、悪い癖を直そうとしても、例えば、悪い癖を「やめよう」とだけしても、

なかなかうまくいかなかったししませんか。

 

やめてしまうと、「報酬」が得られなくなってしまいます。

 

だから、やめられないのです。

 

さて、こうしたことを踏まえた上で、

習慣を変えるためにまず必要なこと、

良い習慣を身につけるために必要なことは何か?

 

明日はそんなことを考えてみます。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。