動きやすさ
精神科医の名越康文さんがツイッターでこんなことを呟いていました。
ここから↓
人間はどんなことでも、起動していないとめんどくさい生き物だ。
起動さえスムーズに済めば、それだけでかなり創造的になれる。
もちろんあらゆることにアクティブになる必要など毛頭ない。
その上で、起動し易い心身をどう維持するかが大切だ。
やる気や興味より、起動し易さを感得すること。
↑ここまで
この「起動し易さ」、つまり「動きやすさ」ですね。
やろうと思っても、
やった方がいいと思っても、
やってみたいと思っても、
実際には、やらない、、、そんなことありませんか?
私には、そういうことが良くあります。
特段、やらない理由があるわけではないのに、
「なんか面倒くさい」
と感じてしまいます。
どうも「わざわざ~する」ことに抵抗を感じてしまうようです。
今日の晩御飯を食べている時のことです。
座敷であぐらをかいて座って食べていました。
今日は近所の評判のお店の美味しい麻婆豆腐を妻が買ってきてくれました。
ご飯がすすみます。
あっという間に1杯食べてしまい、お代わりをしようと思ったのですが、、、
座ったまま、誰かが立つのをじっと待っていました。
結局、妻が立ってお代わりをしてきてくれました。
では、いつも自分ではお代わりに行かないかというと、
そういうわけではありません。
椅子に座って食べている時は、自分でさっとお代わりに行っています。
この違いは一体何か?
あぐらから立ち上がるより、椅子から立ち上がる方が楽なのです。
動きやすいのですね。
ずっと、自分の性格だと思っていましたが、
もしかしたら違うかもしれません。
人は現状を変えることに抵抗感を覚える生き物のようです。
大げさなことでなく、ちょっとしたことでも
今やっていることと違うことをするのに障壁を感じるものです。
何かを始めるには、この障壁を打ち破って始めなければいけません。
この障壁を強く感じるほど、行動を始めるのが大変です。
何をするのにも、この障壁を感じながら、
自らの意思の力でこれを打ち破ろうとしていると
正直、疲れます。
始めるだけでエネルギーを使い果たして、継続できなくなってしまいます。
意思の力を強くしようとしたり、エネルギーを高めようとするよりも
動きにくさを解消する方が早いことも多いです。
「心をととのえる」ということは、
この動きにくさを解消する一つの方法です。
どのような状況であったとしても
「心がととのっている」状態であれば
最初の1歩は踏み出しやすいです。
「自分をととのえる」その上で「周囲の人をととのえる」。
それこそが成果を出すために必要なことなのです。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。
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