「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「場」の力

昨日と一昨日は、週末でしたが珍しく研修の仕事が続いて入っていました。

 

別の会社で1日の研修を2回やりました。

 

一つは50代の方に向けたもの、

もう一つは役員も含めた幹部社員向けのものでした。

 

研修の内容はそれぞれ違うのですが、

私がお伝えすることは基本的には一緒です。

 

それは、

 

「個人」と「組織」を活性化するための取り組み方

 

です。

 

「活性化」とは、

 

邪魔されずに自由に動き回れる状態

 

だと、私は捉えています。

 

余計なものに邪魔されたり、遮られることなく

本来の力が発揮できている状態が

「活性化」した状態だと私は捉えています。

 

普段の職場がそのような人たちで溢れているようになってほしいと思っています。

 

そのために、個人のレベルで身につけておいたほうがいいことも当然あります。

研修などで学ぼうとする際はそうしたスキルのようなものを求められます

 

もちろんそれも大事なものではありますが、

「活性化」にはもう一つ大事な要素があります。

 

それは、

 

「場」

 

です。

 

参加している「場」がどのようなものになっているかで

そのメンバーの行動は大きな影響を受けます。

 

その「場」の持つ雰囲気、空気感みたいなものですね。

 

明るく楽しい雰囲気なのか、重く少し息苦しいような雰囲気なのか

同じメンバーであっても、その時の関わり方は全然変わってしまいます。

 

どんな状況でも自分を活性化するスキルを身につけるというアプローチもあります。

 

しかし、

 

どんな人でもそこに参加すると活性化する「場」を作る

 

ということもありです。

 

私が研修などで一番気にしていることは、この

 

「場」を作る

 

ことです。

 

その「場」で行われていること=つまり、内容、コンテンツの良し悪しは大事ですが、

それと同等、いや、もしかしたらそれ以上に

 

「場」の状態=メンバーがどのような関わり方をしているか

 

ということも重要です。

 

無意識のうちに私たちはその「場」の空気を察知して、

自分の活動(言動)に制約を課してしまうことが多々あります。

 

いわゆる「空気を読んだ振る舞い」をしてしまうわけです。

 

そして、本来の力を発揮しきれずに終わってしまうことがあります。

 

個人の能力を高めることも大切ですが、

人が力を発揮できる「場」を作ることを疎かににすると

折角の力が発揮できません。

 

だからこそ、研修の内容はなんであれ、

私は、皆さんが参加される研修の「場」の空気感を大事にしています。

 

私が目指しているのは

 

「安全」と「安心」の「場」

 

です。

 

「安全」と「安心」を感じられるからこそ、

メンバーは思いっきり、制約なく活動することが可能となります。

 

そんな「場」は気持ちのいいものです。

 

その気持ちよさ、心地よさ、快い感覚を、研修の場で体感してもらいたいと考えています。

 

そして、それをそれぞれの職場や活動の場で広げていってもらいたいです。

 

昨日は研修後に懇親会がありました。

 

研修にも参加されていた社長がこんなことを話してくれました。

 

「飲み会で盛り上がることはあるけど、素面で、

 研修の場で、あんなに社員と楽しく関われたのが新鮮だった」

「普段の会社では考えられないことだった」

 

会社で同じメンバーで話をすると、皆が本音を話さない。

しかし、同じメンバーでも違う設定の「場」では

自然と言いたいことを話し、聞く方も自然とそれを受け入れている、、、

 

そんなことを感じていただけたようです。

 

こんなことを通して、一つでも多くの会社とそこで働く方々が

キラキラと輝いていくことが、私にとって1番の喜びです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。