「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「自分は正しい」から抜け出すために

「自分が正しい」と思い込む「自己正当化」によって

 

現実が歪んで見えてしまい、例えば、

相手のためを思ってしたことなのに

逆に相手との関係を悪くしてしまう

 

こんなことが起きてしまうことを前回や前々回に書きました。

 

こうならないためには

 

「自己正当化」をやめる

 

ことが出来ればいいのですが、

 

これはかなり難しいです。

 

というのも「自己正当化」は本能的なものであるからです。

 

人間は誰しも「生きたい」という本能があります。

 

「生きたい」とは「死にたくない」ということであり、

これは見方を変えると

「自分は否定されたくない」となります。

 

つまり、自分は間違いではない=自分は正しい、と感じたいのです。

 

「自己正当化をやめる」ということは

「自分が正しくない」ということにつながります。

 

つまり「自己否定」です。

これを人は本能的に拒絶します。

 

だから「自己正当化をやめる」ことは難しいです。

 

また実際の場合を考えても「自己正当化」している時は

どんなに考えても「自分は正しい」という結論しか出てきません。

 

だから一度「自己正当化」の状態になってしまったら

自分でどんなに「自分が正しくないかもしれない」と

考えようとしても無駄なんです。

 

「どう考えても、やっぱり自分は正しい」

「考えてみたけど、やっぱり間違ってない」

 

としか思えないんです。

 

でも、後でなんかしっくりこないんです。

 

正しいはずなのに、間違っていないはずなのに、、、

なんだか心が晴れ晴れとしない

いつまでも何かが引っかかったような気がしてしょうがない

 

そんな気分に後から襲われたりします。

でも、自分は間違っているはずない、、、

 

何だかお手上げの感じです。

 

実は「自己正当化」している時は、

誰にでも共通する特徴があります。

 

それは、、、

 

「その時の気分が決して良くない」

 

ということなんです。

 

一番多いのは、

 

イライラしたような怒りの感情

 

を感じていることです。

 

「自己正当化」を直接何とかしようとしても無駄なのですが

この「怒りの感情」をうまく扱う方法はあるんです。

 

「感情」をうまく扱うためには、まず、

 

自分がどんな感情でいるのか?

 

に「気づく」ことが重要です。

 

私たちはほとんどの場合、自分の感情に気づかずに

 

感情に支配された行動を取っています。

 

例えば、イラッとした時に

 

よーし、今自分はイライラを感じたから、

いかつい表情をして、不機嫌そうな態度をとるぞ!

 

と決めてから、そんな表情や態度を取っていませんよね。

無意識に瞬間的に行っているはずです。

 

知らず知らずのうちに私たちは自分の行動を

ただ感情に委ねてしまっています。

 

しかし、意識すればその感情のままの行動ではなく

自分の意思=理性の力を正常に働かして行動を決定できます。

 

それを可能とするためにも、

 

今どんな感情になっているか?

今どんな気分を感じているのか?

今どんな気持ちなのか?

 

に気づくことが大事になります。

 

これに気づかないと、結局、感情に行動が支配されたままになってしまいます。

 

まず「今の自分の感情に気づく」、その力が必要です。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。