「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

ならぬもの十訓

ならぬもの十訓

 

一、忘れては ならぬもの「感謝」

一、言っては ならぬもの「愚痴」

一、曲げては ならぬもの「つむじ」

一、起こしてはならぬもの「短気」

一、叩いては ならぬもの「人の頭」

一、失っては ならぬもの「信用」

一、笑っては ならぬもの「人の落ち度」

一、持っては ならぬもの「ねたみ」

一、捨てては ならぬもの「義理人情」

一、乗ってはならぬもの「口車」

 

(作者不詳)

 

見たことある方もいるんではないでしょうか。

 

読んで、なるほどな、なんて思います。

 

10個ともその通りだと思えることではありますが、

特に、何か気になるものをあげるとすると

どれになりますか?

 

私は、、、

 

一、笑っては ならぬもの「人の落ち度」

 

です。

 

「落ち度」を「失敗」とか「しくじり」という言葉に置き換えてみると

どうでしょうか?

 

人が一生懸命やっていてしくじったりするのは

はたから見ていると、ちょっと滑稽に思えるときもあります。

 

いわゆる「自虐ネタ」のようなもので

自分の「失敗」で他人を笑わせることもあります。

 

それはそれで良いと思います。

 

自分の「失敗」を必要以上に重くしないためにも

「失敗」を笑い話に変えるのはいいことだと思っています。

 

でも、これは失敗した本人がやるからいいのであって

他人の失敗を面白おかしく取り扱うのはどうでしょうか?

 

こういう態度は、自分と相手を比べた時に

自分の方が上で相手は自分より下だ、と無意識に思ってしまわないでしょうか。

 

簡単にいうと、

 

相手を軽んじている

相手のことをバカにしている

相手を見下している

 

という態度です。

 

これは、自分の中にある

 

「自分は相手より優れている」と感じたい思い

 

が無意識に態度に表れているように思えてしまいます。

 

こんなことを書いている私自身、気がつくとそうしていることもあります。

 

私たちは、小さい時から様々な場面で

 

他人と比べられる経験

 

を積んできています。

 

兄弟姉妹で比べられたり、他の子供と比べられたり、

 

家庭でも、学校でも、比べて優劣をつけられるという経験を数多くしてきています。

 

だから、自然と「他人と比べる」ことを行ってしまいます。

 

そして、

 

「他人より優れている」と評価されたい

「自分は他人より優れている」と思いたい

 

と心の中では思っていることが多いのかもしれません。

 

しかし、こうしたことは周囲と良好な関係を築く上で

決して効果的なものではありません。

 

比べる必要なんてないし、

まして、優劣をつける必要なんてありません。

 

そんなもので一人一人の価値は損なわれることはありません。

 

ちょっと大げさな言い方になりますが、

「人の落ち度を笑う」ということは

「人の尊厳」を貶めることにつながるかもしれません。

 

だから

 

笑っては ならぬもの「人の落ち度」

 

少なくとも、自分はそのことを心しておこう

と改めて思っています。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。