「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

話すだけでいい

今日は合計16名の方を4名づつ4グループに分けたグループ面談でした。

 

グループ・コーチングと言っても良いでしょうか。

 

1対1の面談も好きですが、こうしたグループ単位のものも私は好きです。

 

こうした場では、一人の方の話を皆が批判や評価をせず、ただ聴いてくれます。

そして、一人づつ感じたことを伝えます。

 

一人一人が素直に自分のことを話し、それに対して皆が真摯に受け止めてくれています。

 

その中で自分で何か大事なことを気づいたり、自分で問題の解決に向けて何かを見つけていきます。

 

そうした場面に立ち会えるので、私はこうしたグループ単位の面談がとても好きです。

 

さて、今日ある方が最後に感想を話すときにこんなことを言っていました。

 

「話すだけで変わるものですね、、、」

 

「自分は今まであまり話をしないで、自分一人で考えていました」

「でも、こうして自分の考えていることを口にするだけで、何か変化を感じます」

「自分で話しているうちに、自分で気づかなかったことに気づいたりします」

 

この方は、今まで自分一人で黙って考え込んでいたことが多いそうです。

 

とにかく自分でじっくりと考えることを大事にしていたそうです。

 

答えが出るかどうかもわからず、ただ話をするだけなんて意味がないように感じていたようです。

 

でも、実際、自分が話してみると、全く違う感覚を得たようです。

 

そう、話すだけでもいいんです。

 

自分で考えているだけより、同じことでも口に出すだけでいいんです。

 

「考えている」というのは、自分の脳の前の方だけを使っています。

 

「口に出す」ことは、脳の別の部署が働き出します。

 

そして、自分の口にした言葉を今度は自分の耳が聞きます。

 

同じ言葉かもしれないけど、耳から入ってまた、脳の別の部署を使ってその言葉を捉えます。

 

こうして考えていることを口にするだけで脳全体が活性化して、

自分の状況を改めて整理することが自動的に行われます。

 

だから、気づかなかった何かに気づくことが起きたりします。

 

どうやら人間はこんな風にできているみたいです。

 

邪魔されずに自分のことを話しているうちに、ふと何か今まで気づかなかったことに気づく。

 

そんな経験ある人もいるんじゃないでしょうか。

 

答えが出るか出ない、答えを教えてくれるかどうか、そんなこと気にせず

自分の思っていることや悩んでいることは素直に話ができるだけで

解決に近づいていきます。

 

だからこそ、話の邪魔をせず、ただ聴いてあげることだけでも大きな価値があるのです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。