さて、自分はどうなんだろう?
研修などで私のお伝えしていることは、
今まで常識と思っていたことと「ちょっとずれた」ものが多くあります。
常識の枠を外して考えてもらうきっかけにしたいからです。
当然、質問を受けることも多いです。
その質問には、どうも2つの種類があるように感じるのです。
「相手(この場合は私)の言っていることを理解しよう」としてする質問と
「今までの自分が間違っていないということを確認する」ための質問の2つです。
「相手の言っていることを理解しよう」として質問される方は、
何かを本気で求めて、自分に変化を起こしたいと思っている方が多いです。
一方、「今までの自分が間違っていないことを確認する」というのは、
「今までの自分の考え方や行動は間違ってないですよね」という感じです。
基本的に私は間違っていることなどないと思っています。
もし上手くいってないことがある場合、
今までと違う考え方を取り入れて行動を変えることを試してみてはどうでしょうか
というだけのことです。
ですから、決して質問された方を否定することもありません。
前者の質問をされる方は、
自分の考えはひとまず脇において、
素直に私の話を受け容れようとされます。
後者の質問をされる方は、
まず自分が間違っていなかったことを確信してから
私の話を聞こうとしています。
別の言い方をすると、
自分の考えが間違っていないかどうかが一番気になっていて、
相手の話を理解することはその次のような感じです。
こうした場合、
私の話を理解したように見えても、
考え方や行動に変化を起こすことは少ないように感じています。
私のお伝えしていることが100%正しいという訳ではありません。
私の場合はうまくいった、という実体験をお伝えしているようなものです。
全ての人に同じように当てはまるかどうかはわかりません。
だから、私の思う通りの考え方や行動になっていただかなくても当然いいのですが、
ちょっともったいないな、とも感じます。
素直に受け入れようとする方は、
必要に応じて自分をどんどん変化させていくことが出来ます。
一方、そうでない場合、
そのチャンスをみすみす逃してしいるように思えてしまうのです。
やってみて、違うならやめればいいだけ。
やる前から色々確認し、やらない理由を見つけようとしているように思えます。
と書きながら、ふと、自分はどうだろうかと感じました。
自分の方こそ、自分自身の考えに固執して、
他人の話を素直に聴いていないことがあるのではないか?
気になるということは、少なからず自分にも同じようなことがある可能性が高いです。
素直に受け入れて、実践をする自分であろう。
改めて、そう思っています。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。