「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

意味づけにとらわれる心

【意味づけにとらわれる心】

 

心が乱れていると、力が発揮できません。

 

心が乱れている状態は、

 

イライラしたり、

落ち込んだり、

焦ったり、

 

など、一般にネガティブな感情として表れます。

 

そもそも私たちの感情はどのようにして生じているのでしょうか。

 

例えば、昨日一日の感情を振り返ってみてください。

 

いい気分の時もあれば、そうでもない時など、変化があると思います。

 

稀に、全く変化がないなんていう方もいますが、

それは本当に感情に変化がないのではなく

気づいていないだけな場合が多いです。

 

ちょっとした感情の変化はおそらく誰にでもあるはずです。

 

さて、そうした感情の変化とは、

その瞬間にある感情が生じたということです。

 

その瞬間には一体何があったのでしょうか。

 

何もないのに、急に感情に変化が起こる

ということはほとんどないはずです。

 

何かの出来事によって、感情が生じています。

 

嬉しいことがあって、嬉しくなり

悲しいことがあって、悲しくなり

辛いことがあって、落ち込んで

腹の立つことがあって、イライラして、、、

 

他人の言動だったり、何らかの出来事があって感情は生じてきます。

 

満員電車で座れたので、ラッキー

人身事故で電車が遅れて、イライラ

ご飯が美味しくて、満足

楽しみにしていたお店が閉まっていて、がっかり

 

具体的にはこんなことがあるかもしれません。

 

こうしてみると、私たちの「感情」は

身の回りに起きる出来事によって決まってくるように思えます。

 

つまり「出来事」が「感情」を生じさせている、ように思えます。

 

しかし、これは大間違いなのです。

 

私たちの「感情」を生み出しているのは

「自分自身」なのです。

 

出来事が「感情」を生み出しているのではなく

私たちが自分で自分の感情を生み出しているのです。

 

出来事は「感情」を生み出すきっかけにしかすぎません。

実際に「感情」を生み出しているのは、私たちの脳のある機能です。

 

その機能は「認知」と呼ばれています。

 

「認知」とは、出来事を評価・解釈しその意味を見出す働きをします。

 

もう少し簡単に言えば、

「認知」とは出来事が自分にとって

「いいこと」なのか「よくないこと」なのか

を決めているのです。

 

出来事に自分にとっての「意味」をつけているのです。

 

この「意味づけ」に応じた「感情」が生じているのです。

 

この「認知」による「意味づけ」は無意識に一瞬のうちに行われます。

つまり、自分では気づかないうちに「出来事」に「意味づけ」しているのです。

 

自分で意味づけしたことに気づかないので、

「出来事」と「自分がつけた意味」が一体化しています。

 

「良い出来事」があったから「嬉しくなる」のではなく

 

「出来事」を「自分がいいことだと捉えた」から

「嬉しい」という感情が生じたのです。

 

あくまでも「感情」を生み出しているものは自分の「認知」なのです。

 

このことを知らないと、本当は自分が意味つけているだけなのに

出来事のせいで自分の感情が左右されているように勘違いしてしまいます。

 

意味づけにとらわれて心が乱れてしまいます。

 

自分の心を整える(調える)ためには、

この感情が生じるメカニズムをしっかりと理解しておく必要があります。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。