ドラッカーの言葉
【ドラッカーの言葉】
経営の神様と言われたりもするP.F.ドラッカーの言葉を
以前ネットで調べて記録していました。
今日は改めてそれを読み返しています。
そんな中のいくつかをご紹介します
「過去のリーダーの仕事は「命じること」だが、
未来のリーダーの仕事は「聞くこと」が重要になる」
私たちは大抵の場合「聞くこと」ができていないです。
「聞く」ではなく「聴く」という字にした方がいいかもしれません。
相手の言葉を「耳に入れている」だけで
相手の言葉を通して相手のことを「理解しよう」とはしていません。
相手の言葉をきっかけにして自分の都合で「考えている」だけです。
そして、相手に何かを「言う」「伝える」ことをします。
自分の考えを相手に「言う」だけでなく、
相手を自分の思う通りに「動かそう」とします。
まさに「命じる」になっていきます。
このような「聞き方」「伝え方」だけでは
相手との良好な関係性は築けません。
他人と常に「上下の関係＝支配と服従の関係」でいるなら
それでも構いませんが、今はその関係ではうまくいかないことも多いです。
お互いを認め合う「横の関係＝対等な関係」の土台を築くためには
大事なことを伝えてくれている言葉だと思います。
「未来に何かを起こすには、勇気を必要とする。
努力を必要とする。信念を必要とする。
決定のためには、いろいろな案がなくてはならない。
ただし、可・否の二案だけでは不足だ。
決定しないという決定もあることを忘れない方がいい。
反対論がない場合には結論を出してはならない。
勇気と勉強に不足があれば反対論は出ない。」
この中の「決定しないという決定もある」という部分が
個人的にはとても好きです。
よく
「やる」か「やらない」かだ
なんてことが言われますが、
「今は決めない」
もありなんだと思います。
「反対論がない場合には結論を出してはならない」という
言葉にも考えさせられます。
確かに最初から「全員一致」のことは
何かを見落としていたり、考えることを放棄していたりする
「安易な結論」でしかないことも多いです。
「行動する」ことに対してだけでなく、
何かを「決める」のにも
「勇気」が必要ですね。
「人間は「自分でなければできない」と錯覚していることが多すぎる」
これは心しておきたい言葉です。
この思い込みが、
「他人に頼ること」や
「他人に任せること」を
邪魔してしまいます。
そして、結果的に自分だけでなく周囲に対しても
不必要な負荷を増していたりします。
「自分ができること」は「他人でもできる」
くらいに思っていた方が良いかもしれません。
これは「自信」の持ち方にもよりますね。
「自信」がないと何かに「しがみつく」ことになります。
「自信」があると「手放す」ことができます。
少しわかりにくい表現ですが、
自分以外の何かを自信の元にするのでなく
自分自身を信じることこそ本当の「自信」なのだと思います。
「自信」については、別の機会にまた書こうと思います。
これ以外にも沢山ありますが、今回はこれくらいにしておきます。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。
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