「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「怖れ」や「不安」による行動

【「怖れ」や「不安」による行動】

 

天下伺朗さんが書かれていました。

 

「計画は怖れと不安から生み出される」

F.ラルーが発見したティール組織では、中長期経営計画があるところは皆無。

私が知っているところは、単年度事業計画さえない。

シミュレーションは行われるが、計画を立てて、

その通りに実行しようとするティール組織はない。

 

未来が予測できる、というのは錯覚であり、

予測できないカオスの中で、

その都度方向性を模索するのが自然。

未来に対する怖れと不安があると、

それを解消しようとして計画が必要になる。

怖れと不安があまりないのがティール経営。

 

ここまで引用です。

 

ティール組織」については、ここでは詳しく書きません。

 

私が目指している方向性も同じようなものです。

 

「未来は予測できるというのは錯覚である」

という言葉がとても心に響いたのを覚えています。

 

「未来に対する怖れと不安」という言葉もとても印象的でした。

 

以前に武術家の方のお話を聴いた時のことを思い出しました。

 

相手の動きを予測するのではなく

相手がどのように動いても、

適切に反応できるように

自分の状態を整えておく。

これが「自然体」ということ。

 

何にでも対応できるように、

全ての事を明確にして準備しておく

 

のではなく、

 

どうなっても対応できるような

自分自身になっておく

 

とも言えるでしょうか。

 

何かに対して恐怖を感じると、

身体は緊張します。

 

緊張すると、いらない力が入ります、

固まってしまいます。

 

すると反応が遅れます。

 

結果的に対応がうまくできません。

 

身体的な事だけでなく、精神的な面でも同じです。

 

怖れや不安を感じると、それに心がとらわれてしまいがちです。

 

心がとらわれると、意識が固定化されてしまいます。

 

このようなとらわれた状態で、適切な判断はできなくなります。

 

こうして結果的に望まない方向に進んでしまったりします。

 

身体がリラックスして、余計な力が入っていない時は

動く時の最初の1歩が楽に出ます。

 

気持ちがリラックスして、余計なことに気が取られていない時は

何かする時にも自然な感じで集中できます。

 

「怖れ」や「不安」がない状態では、人の活動の質が上がります。

 

過度の緊張は活動の質を下げてしまいます。

 

このことは皆、経験的にわかっているはずです。

 

しかし、怖れや不安をそのままにして、

場合によっては、それを煽るような事をして

活動をさせようとする事が多いです。

 

古い体質(と言うと失礼かもしれませんが)の指導の仕方

ではこのようなことが多く見られます。

 

そうではない方が、実は活動の質は上がるし

結果的に成果も出てくる

 

その事を私自身は実感しています。

 

だから無理な頑張りをするのではなく

楽な状態で今まで以上に成果を出す

 

そんな事が実現できるように、関わる方々の力になれればと思います。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。


では、また。