「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「心を鍛える」という勘違い

GW中は過去のものを、書き直して投稿しています。

 

 

【「心を鍛える」という勘違い】

 

目には見えないけど「心」は存在しています。

 

しかし、見えないし、触れないし、その扱い方はよくわかりません。

 

そんな「心」ですが、私たちの活動に大きな影響を与えています。

 

スポーツの世界ではわかりやすいです。

力があるのにその力を発揮できないときに

「メンタルの問題」

というような捉え方がされます。

 

「メンタルが弱い」

「気持ちが弱い」

 

などと評されたりします。

 

だからこそ、そこをなんとかしようとして指導者は

「心を鍛えよう」とします。

 

「心を鍛える」ことで「心」を強くする

そうすることで力を発揮できるようになる

 

そういう風に考えます。

 

私もそう思っていました。

 

では、どうやって心を鍛えたらいいのか?

 

「心」の扱い方をよくわかっていないのに

なんとかして鍛えようとだけします。

 

大抵の場合、こうなると

 

「心」を追い込む

 

ようなことをします。

 

これにより効果が出るようにも思えます。

 

でも、うまくいかないことも多くないでしょうか?

 

少なくとも、私自身にとってはこれは効果がありませんでした。

 

それを私は自分の心が弱い、

そもそも資質が無い、レベルが低い

 

からダメなんだ、なんて思ってしまいました。

 

そんな私が、応用スポール心理学に出会い、

最初に学んだことが、、、

 

「心は鍛えられない」

 

ということでした。

 

え??どういうこと??

 

「心」を鍛えているのがメンタルトレーニングではないのか?

身体を鍛えるのと同じように、心も鍛えて強くするんではないのか?

 

答えは「No」でした。

 

「心」は鍛えられない

 

では、鍛えることができるのは、、、「脳」なんです。

 

「心」そのものは鍛えられません。

折れるときは折れるんです。

あのイチロー選手でさえ「心が折れた」と言ったのを

私は聞いたことがあります。

 

「心」そのものを鍛えることはできないけど

心が折れるような状況にならないように「脳」を鍛える、

つまり、「思考」や「認識」を鍛えることは出来るのです。

 

そのためには

 

「心」を追い込むようなやり方

 

が必ずしも有効なものではありません。

 

有効でないどころか、逆効果になることも多々あります。

 

大事なことは、困難な状況、逆境、ピンチの時などに

 

「逃げずに立ち向かう」

 

ことのはずです。

 

しかし、心を追い込むことをしている(されている)と

「心」を守る(折れないようにする)ために

その状況から「逃げる」ことが癖になってしまいます。

 

これは「物理的に逃げる」ことを必ずしも意味していません。

 

表面上は立ち向かっているように見えるけど、

実は「自分の意思」でしっかりと立ち向かっていない。

誰かに強制されたり、指示をされたことをしているだけ。

 

こんなことになりがちです。

 

これでは本当の強さは身につきません。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また明日。