「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

主体的になってほしい、と言いながら、、、

【主体的になってほしい、と言いながら、、、】

 

「もっと主体的になってほしい」

「自主的に取り組むようになってほしい」

「自発的に行動をしてほしい」

 

経営者だけでなく、ある程度の責任ある役割を担い

人を指導していかなければいけない方々から

こうした悩みを良く聞きます。

 

確かにそう感じられることは多いかもしれません。

 

お話を良く聞いていくうちに、気がつくことがあります。

 

相手に主体性がない、と言っている場合の殆どは

 

「自分が思っているような行動を相手が選択していない」

 

と言っているだけです。

 

自分が「やれ」と言ったこと

自分が「やるはずだ」と思っていること

自分なら「こうする」と思うこと

 

などと、違うことを相手がしている時に

 

「主体性」がないと言っている場合が殆どです。

 

これは、本当に相手に主体性がないのでしょうか。

 

私には、そうは思えません。

 

「主体性を発揮してほしい」と願いながら、

実は「相手の主体的な行動を認めていない」

 

つまり、相手の主体性を尊重していない、と言えないでしょうか。

 

全てのことが決められていて、後はそれをやるだけ

という状態で、主体性を発揮する場はあるのでしょうか。

 

主体的に行動を選択できる範囲が殆どない中で

主体的な行動をしろと言われても、それは困難です。

 

自分の「こうするはずだ」という「期待」を通して

相手の行動を勝手に判断しているだけです。

 

そもそも相手の主体性を尊重していませんし

本来相手に主体性があるということを信じていません。

 

相手に主体性を発揮してほしいなら

 

相手が主体性を発揮するのを妨げているもの

 

を除いてあげることが一番効果的です。

 

その「妨げているもの」とは、多くの場合

 

相手に対する自分の関わり方

 

であったりします。

 

自分が相手の主体性の発揮を邪魔していることが多いです。

 

問題は相手にあるのではなく、自分にあるのです。

 

少し言い過ぎかもしれません。

 

問題は相手にあるだけでなく、自分にもある

 

と言った方が正確でしょう。

 

自分にある問題を見つけ、それを変えようとしないまま

相手の問題だけを指摘し変えさせようとしても無理です。

 

「目的」と「ゴール」をしっかりと共有し

「制約条件」を明確にした上で

「やり方」については相手に任せる

 

このようなことを繰り返すことで、

相手の主体性は自然と発揮されてきます。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また明日。