安定は不安定!?
【安定は不安定!?】
人は安定を求めます。
身体が一定の状態を保とう=体温を一定に保とうとする
のと同じように心も安定を求めています。
それはある意味自然なことです。
この「安定」と似ている言葉で「固定」というのがあります。
「安定」は「固定」とは違うと、私は思っています。
例えば、「安定」した関係とは他者や周囲の変化があったとしても
その距離感が一定であるような感じで捉えています。
一方、「固定」とは周囲と関係なく固まってしまっているような感じです。
当たり前のことですが、周囲は常に変化していきます。
関係性を安定させるためには、
必然的に自分も変化を受け容れていかなければいけません。
しかし、安定を求めている時は「変化を拒む」ようなことをします。
「変化を拒む」と結果的に
相手との関係性は「不安定」なものになり
求めていたはずの「安定」した関係は手に入りません。
以前にも書いた武術家の方のお話で
「定位」と「定置」は違う
「定位」は身体の部分同士(例えば、肘と腰など)の関係性を定めること
「定置」はどこかに居着いてしまうこと
居着いてしまうと、先はない
などということを聴き、妙に納得してしまいました。
「安定」は「変化を受け容れる」こと、つまり、
今の「安定」を手放して「不安定」を受け入れること
でしか本当の「安定」は手に入らないのではないか。。。
そんなことを思い出しながら、
「変化」を恐れずに不安定な状況に躊躇せず進める自分でありたい
と改めて思っています。
今日はこの辺で。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。