「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

努力の正当化:5週目のチャレンジです。

【努力の正当化:5週目のチャレンジです】

 

「Think Smart」(ロルフ・ドブリ サンマーク出版

の1章ずつを毎週のテーマにして

自分を変えていくチャレンジをしています。

 

5週目は

 

「努力の正当化」

 

がテーマです。

 

「労力をかけたものが、大事に思えるわけ」

「努力して手に入れたものを「課題評価」してしまう」

「「時間」と「労力」を費やした時ほど注意する」

 

書かれているこうした言葉を見れば、

「努力の正当化」が意味する事がわかると思います。

 

「努力の正当化」とは、

 

「努力して手に入れたものの価値を「過大評価」してしまう」

 

という私たちの「脳のくせ」です。

 

これは「認知的不協和」というものの一つです。

 

少し難しい聞き慣れない言葉です。

 

「認知的不協和」とは、

 

「二つの矛盾する事が自分の中にある事」

 

と言ってもいいでしょう。

 

例えば、

 

「甘いものを食べたい」という気持ちがある一方で

「甘いものは身体に悪い」ということを知っています。

だから「甘いものを食べない方がよい」ということもわかっています。

 

こうした

 

「食べたい」、、、でも

「食べない方がよい」、、、

 

という相反することを抱えている状態が「認知的不協和」です。

 

私たちの脳は、こうしたバランスが取れていない状態が嫌いです。

無意識のうちに何とかしてバランスを取ろうとします。

 

「少しくらいなら、甘いものを食べても大丈夫だ、、、」

「疲れている時には、甘いものは身体に必要だ、、、」

 

こんな風にして自分の中の矛盾を解消しようとします。

 

「努力の正当化」も同じ構図で起こります。

 

何と何が「不協和」つまり「バランスが取れない状態」になっているかというと

 

「努力」と「結果」

 

のバランスが取れていないのです。

 

本当は「バランスが取れていない」のではなく

「バランスが取れていないように無意識のうちに感じている」のです。

 

本来、関連がないもの同士を関連があると思い込んでいるのです。

 

厳しい言い方にはなりますが、

「努力」と「結果」は比例するわけではありません。

 

バスケットボールの伝説的な名選手、

マイケル・ジョーダンさんの言葉です。

 

わかりやすい格言を紹介しておこう。

何事をなすにも、正しい方法と

間違った方法があるという格言だ。

たとえば、毎日8時間シュートの

練習をしたとしよう。

もし、この場合、

間違った技術で練習を続けていたとしたら、

間違った技術でシュートする

名人になるだけだ。

マイケル・ジョーダン

 

この言葉には考えさせられます。

 

「努力」そのものに「価値がある」ということではありません。

 

「適切な努力」は「望む結果」をもたらします。

「適切でない努力」は「望まない結果」をもたらします。

 

それだけのことです。

 

「結果」が望ましいものでないとすれば

「努力」が適切なものでなかった

 

ということです。

 

「努力の正当化」とは

 

「努力」自体が適切であったと思いたいので

「結果」もそれなりの価値ある結果だと思い込もう

 

としている状態とも言えます。

 

これは「結果」にしっかりと向き合えていないことから起こるのかもしれません。

 

これは自分にとっては痛いところを突かれた気がします。

 

今週はこの「努力の正当化」について、

自分を振り返り、新しい自分へと書き換えていくための

チャレンジをしていきます。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。