「迷惑をかけない」と「お役に立つ」
【「迷惑をかけない」と「お役に立つ」】
当たり前のことですが、他人に
「迷惑をかける」
ことは良いことではありません。
だから、小さい時から
「人さまに迷惑をかけてはいけません」
などと言われてきた方も多いと思います。
自分一人で生きているわけではなく
社会の中で生活しているので当然のことです。
しかし、このことをあまりに気にしすぎると
人からの好意を素直に受け取れないことがある気がします。
何かをしてあげようとしても
「いやいや私なんかに勿体無い」
「そこまでしてもらわなくて良いです」
「そんな手を煩わせるわけにはいきません」
などと、頑なにそれを拒むようなことをします。
ある意味「謙虚」と言えなくもないですが
とにかく「遠慮」しまくっている感じです。
こんな場合、結果的に何かをしてもらたとしても
「すみません。余計なことさせてしまって、、、」
「わざわざ〇〇させるようなことになって、申し訳ないです」
などの言葉が最初に出てきます。
「ありがとうございます」
という言葉はすぐには出てきません。
「何かをしてもらう」ことは
「相手に迷惑をかけている」と無意識に思っているようです。
相手が何かしてくれるということは、
相手にとって余計な負荷をかけてしまっている
普段は使わない労力をかけさせている
やりたくないことを無理にやってもらった
と心の中では感じています。
とうことは、、、
自分が何かしてあげることも
自分にとって余計な負荷をかけること
普段は使わない労力を使っていること
やりたくないけど無理にやっていること
だと思っているのではないでしょうか。
そうだとすると
他人に何かしてあげているのも
本当は自分にとって迷惑だ
ということになります。
本当はやりたくないけど
そうしなければいけない
何らかの理由があってしているだけです。
他人に迷惑をかけないことを強く意識していることは
一見、相手のことを思っているように思えますが、
実は、自分のことしか考えていないのかもしれません。
これを意識してやっていることは少ないと思いますが
無意識にでもそのようが言動が出るとすると
根本的なところでそのような考え方になっているかもしれません。
そのような考え方になっているとすると
本当に善意から出た行為を素直に受け取れなくなってしまいます。
こうなってくると、何かしてくれた方もしてもらった方も
お互いにいい気分ではありません。
せっかく良い関係を築ける機会なのに、そうなりません。
だからこそ
「迷惑をかけない」という意識より
「お役に立とう」という意識で行動したいと思います。
本当「お役に立とう」と思ったら
真剣に相手のことを考えます。
自分中心でなく、相手の立場や心情を理解しようとします。
相手に対する「敬意」そして「共感」がベースで
お互いの関係を築いていくことになります。
「迷惑をかけない」より「お役に立とう」
私はこのことを大事にしていきます。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。
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