「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

問題はどちらにあるのだろう?

今日も新しいご相談があり、打ち合わせをしてきました。

こちらも昨年度研修をさせていただいた企業様からのオファーです。

 

打ち合わせをしながら、ふと昨年のことを思い出しました。

 

ご担当の方が、とにかく心配されていたのです。

 

何を心配していたのかというと、

 

対象の方々がとても癖のある方々なので

研修がきちんと成り立つだろうか

 

と心配されていたのです。

 

今までも他の研修で進行がうまくいかなかったり

講師の方ともめてしまったり、

色々と問題があったらしいのです。

 

お話を聞いていると、あまり受講態度の良くなさそうな感じです。

正直、私もどうなるかはわかりませんでした。

 

しかし、蓋を開けてみれば、全く何の問題もなかったです。

 

とても活発に議論が進み、質問も沢山いただき、

とてもエネルギーを感じる素晴らしい方々ばかりでした。

 

心配をされていた事務局の方も安心されていたと、同時に

少し、驚いていました。

 

いつもはもっと挑戦的で言うことを聞かないような態度なのに

全く、それと違ったのです。

 

実は、こういうことがよく起こります。

 

事務局の方から「要注意人物」のように伝えられていた方が

研修の場では全然真逆の評価になってしまいます。

 

先日も別の研修で同じようなことがありました。

一番心配だった方が、一番研修にのめり込んでいた

とやはり、事務局の方がびっくりしていました。

 

これに関わらず、受講されている方々がいつもの印象と違うことはよくあるようです。

 

あいつらがこんなに活発に話すなんて、、、

こんなに元気のある連中とは思わなかった、、、

全然、いつもと違う表情をしている、、、

 

こんな感想をよく聴きます。

 

今まで相手に問題があり、そのことを非難するような気持ちで見ていた。

しかし、全く違うことが研修の場では起きている。

 

研修の場で何か表面的にうまく立ち回っているのかもしれません。

普段の態度や言動が本当のその人なのかもしれません。

 

しかし、私には研修の場で皆さんが見せる態度や言動も

紛れもなくご本人そのものが出ているのだと思います。

 

どちらも同じ人間ですし、

皆さんそんなに器用に立ち居振る舞いを変えたりはしないです。

 

決して私の見方が全て正しいとも思っていませんが、

研修で関わった方は、皆素晴らしい方だと感じています。

 

私は研修で嫌な受講者の方に当たったことがない、と言い切れます。

 

昔は、必ずしもそうでないこともありました。

しかし、ここ何年かは全くありません。

それは、私の中に一つの「確信」ができてからです。

 

その「確信」とは

 

「能力」も「やる気」もない人は一人もいない

 

というものです。

 

これは異論もあるかもしれません。

 

実際に、能力もやる気もなさそうに見える人もいます。

 

しかし、私はこう確信しています。

 

「能力」も「やる気」もない人は一人もいない

しかし、「能力」や「やる気」がないと周囲から決めつけられている人はいる

また、自分でもそう思い込んでいる人もいる

 

このことに気づいてから、

こうした気持ちで人と接していると、

そのようにしか相手のことが見えません。

 

決して、ダメな人も問題児もいません。

 

一人一人、その人自身がダメな人はいません。

 

それでも問題があるように思えるとしたら、

一体、問題はどちらにあるのでしょうか?

 

相手?それとも、自分?

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。