「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「自分で決めている」と考える

自分の行動は全て自分で決めていますか?

呼吸や心臓を動かすことなど生理的なものは除いて、

それ以外の日々の行動を全て自分で決めて行っていますか?

 

こんな質問されたらどう答えますか。

 

全部自分で決めてやっています!

 

という方は少ないんではないでしょうか。

 

自分で決められることなんか、大してないし、、、

いろんなことはもう既に決められていることだし、、、

仕方がないからやっていることの方が多いよ、、、

 

こんな感じ方するかもしれませんよね。

 

私は企業研修の講師をしています。

研修に出てくる方々によくあるパターンとしては

 

「本当は研修なんか行きたくないけど、

 上司(会社)からの命令で仕方なく受けてる」

 

と思っていたりします。

 

勘違いしないでくださいね。

これがダメだというつもりはないですからね。

そりゃ、研修を楽しみにしてきました!なんて思っていただいていると嬉しいですが、

実際に自分が逆の立場だった時は「研修なんて行きたくないな」と私も思ってました。

 

言われたから仕方なく受けてます。

これは、自分で「受ける」と決めてないですね。

 

そう思ってました。

でも、実は違うんです。自分で決めているんです。

 

そんなこと言ったって他に選択肢はないんだから、自分で決めるとか決めてないとかの問題じゃないでしょ。

そう思ってました。

 

でも、自分で決めているんです。

 

自分はそのことを気づかせてもらえました。

 

確かに、状況はそれ以外に選択肢がないかもしれません。

しかし「教室の決められた席に座って講義を聞く」という行動は誰がしているのでしょうか?

それは、当然「私」です。

その瞬間の行動は自分では明確に意識していなかったとしても、私の脳が指令を発しています。

 

屈強な警備員にがっちりと両脇を固められてここまで連れてこられて、椅子に鎖で縛り付けられているわけではありません。

自分の足で歩いて、自分で椅子に座って、講義を聞いています。

全部、自分でやっています。

 

本当に嫌なら立ち上がって出て行くことはできます。

その選択をしていないのは「私」です。

 

私たちは、常に周囲の状況に応じて自分の行動を選択しています。

これは言い方を変えれば、常に自分の行動に何らかの「理由づけ」をしていると言えます。

 

〇〇だから、△△する。

△△だから、✖️✖️しない。

 

行動には常に「理由」が必要なようにいつの間にか感じているかもしれません。

この「理由」は「周囲の状況」に応じて見出されます。

すると、自分の行動は「周囲の状況」によって決められているように勘違いしてしまう気がします。

 

だから、本当は自分で決めていることを忘れてしまいます。

 

習慣化をする時には、この「自分で決めている」ということが重要なことになってきます。

「(自分で)決める」ということがきちんと意識できないと、それこそ「決める」ということが習慣化されていないと、他の色々なことの習慣化が困難です。

 

「(自分で)決める」ということを習慣化するために、おすすめなのが「自分で決めている」と考えることです。

「考える」というより「思い出す」の方がしっくりくるかもしれません。

 

私の場合「自分で決めている」と思えれば、少しスッキリします。

そうではない時は、何か「モヤモヤした」気持ちを感じます。

そんな気持ちを感じたら、「でも、本当は自分で決めているんだよな」と思い出します。それで「モヤモヤした」気持ちが少しスッキリします。

乱れた心が少し整います(調います)。

そうなると、自分で意識してどうするかを決めることができます。

 

習慣化が難しいと感じている方は、まずは『「自分で決めている」と考える』ということを意識してやってみたらどうでしょうか。

 

では、また。