「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

二つの目的

「変わりたい」けど「変われない」

 

こんな風に感じたことありませんか。

 

自分としては「変わりたい」だけれども

何かの理由で「変われない」。

 

その理由とは、他人や環境など外部の要因だけではなく、

自分の性格かもしれないし、能力かもしれないし、、

 

気持ちはあるんだけどできない。

 

そう感じている。

 

しかし、本当は「変われない」のではなく、

自ら「変わらない」という選択をしているとしたら、、、

 

いや、そんなことはない!

 

本当に変わりたいし、

そのために悪い行動をやめて、

新しい行動をすることを決断したんだ!

 

自分では決して「変わらない」という決断なんかしていない。

 

だけど、つい元通りのことをしてしまう、、、

 

やっぱり、自分は意志の力が弱いし、

そもそも才能もないし向いてないんだ、、、

 

こんな風に思ってしまうかもしれません。

 

実は、私自身そんな風に感じることが多くありました。

 

人の行動には「目的」があります。

 

この「目的」は二つの種類が有ります。

 

それは「表の目的」と「裏の目的」です。

 

「表の目的」は、

まさにはっきりと表に出ているもので

これは理性的な思考が元になっています。

 

一方、「裏の目的」は隠れているもので、

はっきりとはわかりません。

 

隠されていると言ってもいいかもしれません。

自分自身でも気がついていないものだったりします。

 

この「裏の目的」は理性的な思考で設定されたものではありません。

 

「裏の目的」は

「感情」が元になっているものであり、

「欲求」と言ってもいいものです。

 

「理性」と「感情」がぶつかると、最終的な勝者は「感情」になります。

 

「表の目的」より「裏の目的」の方が強い!

 

つまり、

 

「表の目的」より「裏の目的」が優先される

 

ということです。

 

例えば、

 

「イライラして周囲の人間にきつい当たり方をしてしまう」

 

ということを直したいと決めたとします。

 

まあ、

 

「怒鳴りたくない!」

 

ということにしましょう。

 

相手と「仲良くしたい」とか「いい関係を築きたい」と

いうことが「表の目的」です。

 

ではそのために「笑顔になる」という行動を取ろうとします。

落ち着いていると出来るんですが、やっぱり余裕がないと

 

「笑顔」を忘れて「怒鳴ってしまう」。

 

一生懸命しようと思えば思うほど、うまくいかなくなる。

 

これは、自分で決めたことができていない状況と見えます。

 

しかし、この「怒鳴る」という行動が実は「目的」に適った行動になっているのです。

 

「相手と良い関係を築きたい」と思っているのは本当のことです。

その一方で、「自分は相手より優れている」と感じていたい

という気持ちが隠れているかもしれません。

 

もしそうだとすると「相手より自分が上だ」ということを誇示したくなります。

 

「怒鳴る」ことで相手がびくつく姿を見ることで

「自分が上だ」ということを無意識のうちに確認し安心できます。

 

結局、理性では直したいと思っている行動だったとしても、

それが自分の目的を達成するための行動である場合は、

これを変えることは不可能です。

 

これが「変われない」ではなく「変わらない」決断をしている状態です。

 

このことに気づかないと、「変わりたい」けど「変われない」がずっと続きます。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。