「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「わかってくれない」の衝突

【「わかってくれない」の衝突】

 

「上下の関係」と「人を物として扱う関係」について、

一昨日、昨日と書いてきました。

 

こうした関係になっている時は大抵の場合

それぞれ関わる人の中で起きていることがあります。

 

その代表的なものが

 

「わかってくれない!」

 

です。

 

「下の奴らはこちらの考えをわかってないし、

 わかろうともしていない」

 

「上の奴らはこちらの気持ちをわかってないし、

 わかろうともしない」

 

お互いに、こんなことを感じていたりします。

 

「だから、こちらが全て指示して、言うことを聞かせなければいけない」

 

「だから、何を言っても無駄だから、黙って聞き流そう」

 

こんな風に考えて

 

常に一方的に指示・命令だけをする。

 

常にイヤイヤ言われたことをする、

常に聞いているフリだけで、他のことをする

 

ということになっている。

 

「関係性」の問題が生じているその渦中にいる場合、

 

「自分は被害者である」

 

という感じ方をしてしまいがちです。

 

その裏側に潜んでいるのが

 

「わかってくれない」

 

という気持ちです。

 

相手が自分のことを「わかってくれない」から

本当はこんな風にしたくないのに、こうするしかないんだ

 

というように自分の行動を相手の所為にしています。

 

上の立場や力関係の強い方が「わかってくれない」から

関係性が良くないし、良くならない

 

と思われがちですが、これだけではありません。

 

下や弱い立場の人も上の人のことを

「わかってあげよう」

としているでしょうか?

 

自分たちのことを「わかってくれない」と思うばかりで

相手のことを「わかってあげよう」としたでしょうか?

 

お互いが「わかってほしい」でぶつかっていても

磁石のプラス極同士が反発するようなもので

お互いが「わかってくれない」と相手を非難しだします。

 

どちらかが「わかってあげよう」という姿勢に変わった時

その関係性は大きく変わっていくことが良くあります。

 

関係性の問題は、どちらか一方だけに問題があるという場合は稀です。

 

関係は一人では成り立ちません。

どちらかが一方的に思ったような関係性を築けるわけではありません。

 

その関係を受け入れる相手がいるから、その関係性が成り立ちます。

 

「支配と服従」は

 

支配する側だけで成り立つのではなく

服従する相手がいるから成り立ちます。

 

相手に自分のことを「わからせよう」とする前に

相手のことをどれだけ「わかってあげよう」としているだろうか。

 

このことを思い出すことで、現状の見え方が変わってくることも多いです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。