「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

この講師、詐欺師かもしれない!?

今日と明日の2日間である企業様向けの管理職研修を担当しています。

 

最近の私の研修では、最初の時間で

 

「研修に対する期待や知りたいことなど」

「研修に対する不安や心配なことなど」

 

を書き出してもらって皆で共有してもらっています。

 

それぞれをポストイットに書いてもらい、皆が見れるように貼ってもらいます。

 

こんなことをする理由はいくつかあるのですが、

そのうちの一つは

私も可能な限り期待に応えるようにしたいし、

また、

できるだけ不安は解消できるように進めていきたい

と思うからです。

 

今日も、しばらくしてから皆さんに書いてもらいました。

 

「期待」も「不安」もいろんなことが出てきます。

 

今までいろんなものを見てきましたが、今日は初めて見るものがありました。

 

赤いポストイット(不安や心配なことを書いてある)の一つにこう書いてありました。

 

この講師、詐欺師かもしれない

 

これは新しいパターンです。

 

ちょっと新鮮でした。

 

この不安・心配に対してはどのように対処すればいいのでしょうか?

 

「不安」や「心配」なこととは、、、

 

実は、今目の前に現実に起きていることではありません。

 

「不安」や「心配」をしてはいけない訳ではありません。

 

自分の中の何かのセンサーが、

将来のリスクを感じ取って反応しているのが

「不安」や「心配」を感じている状態です。

 

これは決して不必要なものではないですね。

 

問題は、その対処の仕方です。

 

「不安」や「心配」はまだ起きていないことです。

つまり、そうなってほしくないことです。

 

では、どうすればいいのか?

 

まずは、その「不安」や「心配」なことが起きた時に

 

どれだけの不都合が生じるのか

 

を冷静に考えてみるのも一つです。

 

「不安だ」とか「心配だ」と口にしているだけで

実際にどれだけの不都合が生じるのかを考えていないで

ただ、漠然と「不安」や「心配」を感じているだけの時もあります。

 

冷静に考えてみたら、実際大したことないよな、なんてこともあったりします。

 

それに気づけば、もうその「不安」「心配」は手放すことができます。

 

しかし、実際に多大な不都合が生じるであろうこともあります。

 

だとしたら、対応は基本的に二つです。

 

「起きたら困るから、起きないように今何かを行う」

 

 

「起きた時に、影響を最小限にするように今から準備をしておく」

 

このどちらかです。

 

ここまで考えられれば、今やるべきことが明確になり、

行動ができるはずです。

 

ただ「不安」「心配」を感じて、今の活動の質を落とさなくてすみます。

 

「不安」や「心配」で動けない、という状況は回避できます。

 

例えば、よく出る「不安」に

 

講義中に寝てしまうかもしれない

 

なんてものがあります。

 

これは一体何を気にしているのでしょうか?

 

寝てしまって講師から注意されるのを心配しているのだとしたら、、、

 

私の研修は基本、寝てもいいと言っているので、その心配はありません。

 

寝てしまって、何か聞き逃すことを心配しているのだとしたら、、、

 

寝たとしても、同じこと訊いても構わないと私は伝えていますし、

 

寝るのを避けるのであれば、

 

自分なりに寝ない工夫をするとか、周囲の人に寝たら起こしてくれと頼むこともできるでしょう。

 

「不安」や「心配」はできるだけ具体的に考えてみることで

自然とどうしたらいいかも明確になります。

 

さて、

 

この講師、詐欺師かもしれない

 

という「不安」は一体何を「不安」に思っているのでしょうか?

 

正直、よくわかりません。

なんとなく想像できることもありますが、

おそらく「私は詐欺師ではない」と私がいくら言葉を費やしても

多分、それで払拭できるものではなさそうにも思えます。

 

という訳で、これに関しては私は特別に反応しませんでした。

 

こういう「不安」は初めてだ、ということは皆に伝えましたし、

(何しろ、皆さんも書いてあるのは見えます)

自分ではこれはどうにも対応のしようがないであろうことも伝えました。

 

それ以上、特に何も触れず研修はいつも通りに進めました。

 

こんな風に書いていますが、全然深刻に捉えている訳でもありません。

 

実は、このポストイットを見た時に、真っ先に思い浮かんだことは

 

メルマガ・ブログに書くネタになる!

 

ということでした。

 

そういう意味では「おいしい話」でした^ ^

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。