「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「身体」を使う

「弱者とは、

 自分の「感情」が「行動」を支配するのを許す人
 のことである

 強者とは、

 自分の「行動」によって「感情」を支配する人
 のことである」 (オグ・マンディーノ

 

「世界最強の商人」という本に書いてあった言葉です。

 

私たちは自分の「感情」に意外と気づいていません。

 

無意識・無自覚な「感情」が私たちの普段の行動を支配しています。

 

楽しいと”自然”と笑顔になる。

悲しいと”自然と”悲しい顔になる。

イライラしていると”自然と”険しい顔になる。

 

表情だけだなく、声のトーンや言葉使い、立ち居振る舞いなども”自然と”変わります。

 

意識してそんなことはしていません。

一説では、日常の活動の95%は無意識に行われているとも言われています。

 

私たちに結果をもたらすのは、全て私たちの行動です。

そのほとんどが無意識だとしたら、、、

 

「結果」は「運」任せでしかありません。

 

本当に自分の力で「結果」を出そうと思うのなら、

「行動」の奥にある「感情」を自分でコントロールできるようになる必要があります。

 

その為には、何度も言いますが

 

「心を整える」

 

ことが必須です。

 

今まで書いてきたように、自分の感情に「気づく」と

それだけで「心」は整う方向に向かいます。

 

更に、ここから「感情」を望ましいものにする為には

 

「体を使う」

 

ことが一番簡単です。

 

「感情」と「身体(の動き)」は1対1の対応関係になっています。

 

これを利用すると、なりたい「感情」を自ら作り出すことができます。

その「感情」を感じている時の「身体の状態」を再現すれば

自然と「感情」もそれに対応したものになります。

 

例えば、気持ちを奮い立たせたかったらガッツポーズをしてみます。

今までそんな気分でなかったとしても、気持ちが上がってきます。

ガッツポーズをしながら落ち込んだ気分にはなれません。

 

楽しい気分でいたかったら、笑顔になってみます。

笑顔でいた方が笑顔でいないより、少しは楽しい気分に近づきます。

少なくとも笑顔でイライラはできません。

 

逆に、暗い顔で下を向いてみます。

これだけで何となく気分は落ち込んできます。

この姿勢のまま明るい気分にはなれません。

 

楽しいから笑う、悲しいから泣く、失敗したから落ち込む、嫌なことがあってイライラする、、、

こういう方が普通です。

しかし、これはただ反応しているだけ。

 

例えば、犬が嬉しいと尻尾を振って、知らない人を見たら吠えたりするのと同じレベルです。

 

人間には意志の力があり、ただ状況に反応するだけでなく、

自らの意思で自分の状態を創り出すことができます。

 

その能力は誰にでもあります。

ところが、使わない能力はだんだんと衰えていきます。

 

私たちは、自分で自分の感情をコントロールする力があるのに

それをうまく使っていません。

 

その為には「意志の力」が必要ですが、この「意志の力」の使い方も多くの人が間違えています。

 

どのように間違えているかというと

 

「意志の力」で直接「感情」を扱おう

 

とすることです。

 

「辛い」と感じている時に、意志の力で「辛くない」「辛くでも平気だ」などと考えても

あまり効果がありません。

 

こうした使い方はただ「我慢」しているだけです。

「感情」をうまく変えられてはいません。

このやり方はかなり無理があるのです。

このことはまた別の機会に書きます。

 

「意志の力」をどのように使えばいいかというと、

 

「意志の力」で「身体を動かす」

 

のが一番簡単です。

 

「身体」は「感情」と繋がっていますので、これでOKです。

 

焦っている時に、「落ち着こう、落ち着こう」と思っても落ち着けません。

それより、単純に深呼吸するだけで気持ちは落ち着きます。

 

「気持ち」や「感情」は直接コントロールが難しくても

「身体」は簡単にコントロールできますし、

その結果「気持ち」や「感情」もコントロールできるのです。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また明日。