「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「スキマ」を作る

昨日書いたものを読み返しました。

 

・・・

人生を変えたければ、

「感情に気づく」

ところから始めるのです。

・・・

 

随分と偉そうな言い方してるな、なんて感じました。

ちょっと恥ずかしいような気分です。

 

ただ、これも自分で敢えて意識して言い切ってみました。

 

ちょっとしたことですけど、何気ない普段の言葉使いにこそ

自分の本当の姿が出てくるのす。

そこを変えていくことで、自分自身を変えることも可能なはずです。

 

そんな実験のつもりで、言い切ることを「意識」して実践しています。

 

さて「感情に気づく」と一体何が起こるのか?

 

「感情に気づく」と「スキマ」ができるのです。

 

これだけだと何のことだかわかりませんよね。

これは私たちの「感情」が生じるメカニズムを知っておく必要があります。

 

ところで、今、どんな気分ですか?

どんな感情を感じていますか?

 

何だか訳分からないこと書かれていて、モヤっとした気分

この先にどんな話に繋がるのか興味があって、ちょっとワクワクしてる

全く興味なくてつまらない、、、

 

色々あると思います。

 

その気分・感情はどのようにして生じてきましたか?

 

多分、わからないですよね(笑)

 

でも、こう聞いたら答えられるのではないでしょうか。

 

「何でそんな気分・感情になったのですか?」

 

おそらく、私の書いたものの所為ですよね。

私が書いたものを読んで、それに対する反応として気分・感情が生じているはずです。

 

確かにその通りなのですが、

では、本当に私の文章の所為でみなさんの感情を生じさせたのでしょうか?

 

実は、違います。

私の文章はたまたまその場で引き金を引くきっかけになっただけです。

 

私たちの感情を生じさせる真犯人は別にいます。

それは私たち全てに備わっている脳の機能です。

この機能は「認知(機能)」と呼ばれています。

 

「認知」とは、物事を評価・判断する機能です。

 

わかりやすく言えば「物事の意味を見つけ出す機能」と言えます。

 

私たちはこの認知機能が常時働いています。

自分の周りの出来事が自分にとってどんな意味合いがあるのかを

ほぼ瞬時に評価・判断しています。

そして自分にとって良い意味合いのことだと判断すれば、

それにふさわしい気分・感情(嬉しい、楽しい、、、など)を

自分にとって良くない意味合いのことだと判断すると

それにふさわしい気分・感情(がっかり、イライラ、、、など)を生じさせます。

 

瞬時に、つまり、これが無意識のうちに行われています。

 

だから、私たちは自分の気分や感情が周りの出来事の所為で生じているように思っていますが、

実は、気分や感情を生じさせているのは出来事ではなく私たちに備わった「認知」なんです。

 

このことを知らず、出来事の所為で自分の気分や感情が生じていると思っていると

自分の気分や感情は出来事の所為でそうなったと思っています。

 

この状態は、例えて言うと、

 

「出来事」に「心」が引っ付いて持って行かれた状態

 

と言えます。

 

物事に囚われて周りが見えなくなっている

一つのことが気にかかって他のことが考えられない

とにかく気になって集中できない

 

こんな状態をイメージするとわかりやすいと思います。

 

こんな状態は、全て「心」が出来事にひっついて持って行かれてしまっています。

 

こんな状態の時に自分の感情に気づくとどうなるかと言うと

、、、「スキマ」ができるのです。

 

「出来事」にひっついていた「心」が少し剥がれるのです。

ぴったりスキマなくひっついていた「心」が少し離れて「スキマ」ができるのです。

 

この「スキマ」ができることが重要です。

 

この「スキマ」こそ「余裕」なんです。

 

「心」の余裕です。

 

この余裕があると、脳は冷静に状況を捉えられるようになります。

広い視野で判断できるようにもなります。

 

どんなに忙しくても「余裕」を感じさせる人がいます。

そういう人はこの「(心の)余裕」を作り出せている人だと思います。

 

それは必ずしも難しいことでなく、まずは

 

「感情に気づく」

 

ことから、自然と始められます。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また明日。