「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「心を整える」その2:「心の状態」を決めるもの

【「心を整える」その2:「心の状態」を決めるもの】

 

昨日から「心を整える」ということを、順序立ててお伝えしています。

 

2回目の今日は、

 

「心の状態」を決めるものは何か?

 

ということについて、書いていきます。

 

さて、「心の状態」とは一体何のことでしょうか?

 

「心がどんな状態にあるか」ということは

「気分」「感情」「気持ち」といったものとして現われています。

 

「心が整っている」時とは、大雑把にまとめてしまえば

 

「良い気分」「ポジティブな感情」「ごきげんな感じ」etc

 

を感じられる時です。

 

逆に「心が乱れている」時とは

 

「悪い気分」「ネガティブな感情」「ふきげんな感じ」etc

 

を感じている時です。

 

では、この「気分」「感情」「気持ち」は一体何によって生じてくるのでしょうか?

 

「気分」「感情」「気持ち」は

どのようにして生じてくるのか

 

を少し考えてみてください。。。。。

 

 

さあ、いかがでしょうか?

何が「気分」「感情」「気持ち」を生み出していると思いますか。

 

何もないのに、急に気分が良くなったり悪くなったりするでしょうか。

 

多分、そういうことはないはずです。

 

自分の気分や感情・気持ちは何かのきっかけで生じているはずです。

 

例えば、

 

少し急いでいる時に、電車が時間通りにこないことにイラっとしたり、

余裕を持って出かけたのに、渋滞に巻き込まれて焦ったり、

突然、思いもかけないことで誰かから怒られてムカッとしたり、

 

何かきっかけとなる出来事があったはずです。

 

悪い気分になるようなことだけ書きましたが、良い気分になる時も同じです。

 

思いもかけず1本早い電車に乗れて時間に間に合って、ついてるなと感じたり、

満員電車で立っていたけど、目の前の席が空いて座れてラッキーと感じたり

全然気にしてなかったのに、誰かから褒められて嬉しかったり、等々。

 

どうやら私たちの「気分」「感情」「気持ち」はこうした

 

自分以外の何らかの「出来事」によって生じている

 

ように思えます。

 

「出来事」が「気分」「感情」「気持ち」を生み出している

 

と言えそうです。

 

だから、気分が落ち込んでいる時に、そんな気分から抜け出したくて

 

「何か良いことないかな、、、」

 

なんて思ったりします。

 

昔の私がまさにこうでした。

 

自分の「気分」「感情」「気持ち」は「出来事」によって左右される

 

と勝手に思い込んでいました。

 

ところが、これは全くの見当はずれだったのです。

 

「気分」「感情」「気持ち」は

「出来事」が生み出しているのではありません。

 

自分の「気分」「感情」「気持ち」を

生み出しているのは

 

「自分自身」

 

なのです。

 

もう少し正確にいうと、

自分の「脳のある機能」の影響で

「気分」「感情」「気持ち」は生み出されています。

 

その機能とは私たちに備わっている「認知」と呼ばれる機能です。

 

「認知」という機能は、物事の自分にとって意味を見つける働きがあります。

つまり、「出来事」が自分にとってどのような意味合いの出来事なのかを判断します。

 

単純に言えば、今起きた出来事が自分にとって

「良い出来事」なのか「悪い出来事」なのかを決めています。

 

そして、その「認知」による「意味づけ」に応じた

「気分」「感情」「気持ち」が生じているだけなのです。

 

この「認知」による「意味づけ」は

無意識のうちに、自動的に行われています。

自分では気がついていません。

 

だから、

「出来事」が「気分」「感情」「気持ち」を生み出している

ように私たちは誤解しています。

 

しかし、そうではないのです。

 

「出来事」を自分がどう捉えているかによって

自分の「気分」「感情」「気持ち」の生じ方は変わるのです。

 

「出来事」が「心を乱す」原因ではなかったのです。

 

「心を乱れた状態」にしてしまうのは、

「自分自身」(自分の認知機能)なのです。

 

このことをしっかりと理解しておくことが、

「心を整える」実践をしていく上で大事なポイントです。

 

誰かのせい、何かのせいではないのです。

 

無意識であったとしても、

自分の「心の状態」は自分自身が作り出しています。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。