「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

動機づける

【動機づける】

 

リーダー的立場の方、指導者など

人を動かさなければいけない場合、

相手を「動機づける」ことが求められます。

 

相手が行動するような「動機」を与える。

 

それはお金や物のように

目に見えるものであったり、

賞賛や褒める行為などのような

目に見えないものであったりします。

 

これらはどちらも外から与えられるものなので

いわゆる「外発的動機」と言われます。

 

外からの刺激ですね。

 

これだけでも相手は動きます。

 

でも、これは

「刺激に対する反応」

でしかありません。

 

だから、刺激がないと動きません。

 

いつまでたっても自発的な行動には移りません。

 

いや、別に自発的になんかならなくていい。

自分の思う通りにさえ動いてくれればいい。

 

それならそれでいいかもしれません。

刺激を与え続ければ相手は動くかもしれません。

 

しかし、人は刺激に慣れてしまいます。

今までだったら反応していたことも

慣れてしまったら反応しなくなります。

 

だから、刺激を強くします。

今までより高い金銭的な報酬を出す。

今まで以上に褒める!?

 

限界があります。

こちらの限界がきたら相手は動かなくなります。

 

「外発的動機」のみで人を動かそうとするのは

どうしても限界があります。

 

ということで、「内発的動機」に目がいきます。

 

「内発的」つまり「相手自身の中にある思い」に

よって行動を動機づけるということです。

 

これなら外から刺激を与えなくても動いてくれそうです。

 

確かにそうです。

 

相手の中にある行動を動機づける何かを見つけよう!

 

しかし、これもなかなか上手くいかなかったりします。

 

自らが主体的に行動するには

 

本人の内側にある「思い」

 

が重要になってきます。

 

これが「内発的動機」と言われるものです。

 

この「思い」は一人一人違っています。

 

相手の「思い」=「内発的動機」を引き出そう

とするとき気をつけたいことがあります。

 

それは、

 

とってもらいたい行動自体を「やりたい」と思わせよう

 

とすることです。

 

ちょっと、分かりにくい表現ですね。

 

例えば、ある仕事をしてもらうのに

 

その仕事自体に価値があることに気づいて

「やりたい」と自らが思って行動する

 

となって欲しいと考えて、

相手にその価値を見つけさせようとします

 

ところがこれは意外と上手くいかないんです。

 

私もこれで何度も失敗しています。

 

誰もが共通に感じる「価値」というものはありません。

 

「価値」は出来事や物事にあるのではなく

人がそれぞれで「感じる」ものでしかありません。

 

ここがわかっていないと、

自分が感じている「価値」、つまり

 

「自分の価値観」

 

を相手に押し付けることになってしまいます。

 

これは、外側から報酬(つまり価値のあるもの)を与えているのと同じことです。

 

「内発的動機」=「内にある思い」は、そもそも外側にいる私達には分からないものです。

 

それを見つけられるのは本人だけです。

 

相手を「動機づける」とは

 

相手が自分の動機に気づくことを邪魔しないこと

 

が大事です。

 

良かれと思って、過度に関わりすぎることは

却って相手の邪魔をしてしまっていることが多いものです。

 

Respect & Trust

 

相手を認め信頼することが、相手を動機づける土台に必要です。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。