「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

カチッサー効果を意識する

【カチッサー効果を意識する】

 

昨日も書きましたが、

 

カチッサー効果(カチッサーこうか、英: Automaticity)とは、

ある働きかけによって、深く考えることなしに、

ある行動を起こしてしまう心理現象

 

という説明がウイキペディアではされています。

 

ちょっとわかりにくい書き方かもしれません。

 

これは言い換えると

 

何か頼み事をする時に、

理由をつけると受け入れてもらいやすい

 

と言えます。

 

ただ、

 

「〜してください」

 

と言うよりは

 

「〜なので(だから)、〜してください」

 

と言う方が、受け入れてもらいやすいと言うことですね。

 

まずは、

 

「要求を伝える時には必ず理由を言う」

 

ということを今週は取り組むことにしています。

 

「ちょっと待ってもらえる?

 今、これやってるから、、、」

 

ちょっとしたことを頼まれた時に

意識してそう言ってみました。

 

「うん、いいよ」

 

書き言葉にしてしまうと、何気ない返答です。

しかし、その言葉のトーンや響きが

私にはとても心地よく感じられるものでした。

 

まあ、気のせいかもしれません。

 

しかし、

自分の体感として効果が感じられるようなことがあると

続けていく意欲の高まりにもつながります。

 

いい意味で

 

「その気になりやすい」

 

ことも、変化を継続することに有効な気がします。

 

少し横道に逸れました。

 

「カチッサー効果」の話に戻ります。

 

何らかの「理由」をつけた方が要求が通り易い

 

というこの現象ですが、その「理由」は

 

「もっともらしい理由」でなくても効果がある

 

と言うのが、昨日紹介した実験の結果でした。

 

ならば、と言うことで

 

「何でもいいから理由をつければいいのだ」

 

というのは、早とちりです。

 

「理由になっていないような理由」でも効果があるのは

 

その要求が相手にとって大きな負担にならない場合に限られます。

 

昨日の実験は続きがあります。

 

コピーの枚数を「5枚」ではなく「20枚」に変えて

同じようにお願いをしました。

 

1)「すみません、

   20枚先にコピーをとらせてもらえませんか?」

 

2)「すみません、

   20枚先にコピーをとらせてもらえませんか?

   急いでいるもので」

 

3)「すみません、

   20枚先にコピーをとらせてもらえませんか?

   コピーをとらないといけないので」

 

この場合も、2)が順番を譲ってくれる人が一番多かったのですが、

今回は、1)と3)は同じような割合で少なかったそうです。

 

相手にとって難しいことや、大変なことを要求する時は

きちんとした理由づけが必要だと言うことです。

 

勿体ぶって書きましたが、実に当たり前のことです。

 

しかし、実際にできているでしょうか?

 

自分で当然と思っていることは

特に理由も伝えず、ただ要求だけしていることが多くないでしょうか。

 

近い関係になればなるほど、

そんなことを無意識にしていることに気づきました。

 

些細なことであっても「理由」をつければ

相手も無意識に受け入れてくれたかもしれないのにそれをせず、

相手が自分の思い通りの反応をしてくれないことに苛立つ。

 

これって自分で自分を不機嫌にしているだけです。

 

自分で自分をご機嫌にすることを大事にしている私にとっては

これはとても重要なことに気づくきっかけになりました。

 

今週のチャレンジも私にとっては価値あるものになりそうです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。