「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

中身も大事だけど

研修などでは受講者がグループで話し合うことが良くあります。

 

与えられたテーマについて

グループの中で意見を出し合い、

グループとしての意見をまとめて、模造紙に書いて

皆の前で発表する

 

そして、発表された内容について、

相互に意見しあったり

講師から講評をしたりする

 

こんなパターンが一般的かもしれません。

 

私も、自分が担当する研修などでは可能な限り

受講者の皆さん同士で話し合っていただく時間を設けます。

 

しかし、発表してもらうようなことはほとんどしません。

また、講師(私)から話し合った内容について、

良いとか悪いとかの判断をすることはほとんどありません。

 

発表をしてもらわないのは、発表をしないでも

自然と全体で話し合っている内容が共有できる

「ワールド・カフェ」的なやり方をしているからです。

 

では、話し合っている内容について講師からコメントしないのは???

 

それは、その方が講師が楽だからです笑笑

 

あ、冗談です。

真に受けないでくださいね。

 

私が注意しているのは「話し合っている中身=コンテンツ」ではないんです。

 

もちろん、話し合っている中身も重要であることは間違いありません。

どんな話をしているかが気にならないわけでもないです。

しかし、その「中身」と同等、いや私はそれ以上に重要だと思っているのが

 

「話し合っている皆さんの状態」

 

なのです。

 

きちんと意見を言えているか?

きちんとお互いの話を聴いているか?

ちゃんと参加しているか?

 

こうしたことを注意しています。

 

「正しい話をすること」も大事かもしれませんが

「正しい状態で皆が話ができている」ことはより重要だと思っています。

 

どんな研修だとしても、私の大事なテーマは「活性化」です。

 

「人と組織の活性化」が私の目指しているものです。

そのためには、

活動している時のメンバー一人一人が活性化していることが重要ですし

皆が参加して作り上げている「場」が活性化していることが大事です。

 

これは「中身が正しい」かどうかとは少し別の視点が必要です。

 

グループでただ正解を出すだけなら、

一部の優秀な人が出した答えにただ従っているだけでも

そんなに問題は起こりません。

 

もちろんそれもありかもしれません。

限られた超優秀な人々とそれにつき従うだけのメンバー。

 

しかし、少なくとも私が目指している理想の組織とは違います。

 

皆が自分の力をあますところなく発揮することができ

常に人も組織も進化成長していける

 

私が関わる少しでも多くの組織がそんな組織になっていけたらいいな、と思っています。

 

だからこそ、話し合った中身の良し悪しだけにこだわるのではなく

話し合っている時の状態、まさに「プロセス」に注目しています。

 

また、それを講師(私)が何か講評するというより、

 

自分たちで振り返る

 

ことをしていただいています。

 

結果の良し悪しを反省するより

過程(プロセス)を自分たちで振り返る

 

そのことで自分たちのプロセスを改善していくことができます。

 

結果をより良くしようと思うなら、

過程をより良くしていくしかありません。

 

過程の質を上げることこそが

活動の質=パフォーマンスを向上させることに繋がります。

 

パフォーマンスを向上させ続けるからこそ

結果を上げ続けられるようになるはずです。

 

活動の中身や結果だけでなく、

その時の状態を意識して改善すること

 

これも私が学び、実践していることの一つです。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また明日。