「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「横の関係」が成り立つためには、、、

【「横の関係」が成り立つためには、、、】

 

「上下の関係」の弊害的なものを昨日は書きました。

 

昨日は書きませんでしたが、

「上下の関係」ではもう一つ大きな問題が起きます。

 

それは

 

「依存」

 

です。

 

「上」の決定に「下」は従うだけです。

 

その結果、「下」は考えなくなり、「上」に依存してしまいます。

優秀な「上」がいる間は、これでも何とかなっています。

しかし、いずれ「上」がいなくなると、、、

 

もうお分かりだと思います。

 

誰も何も決められないようなことが日常的に起きてきます。

今まで通りのことをやり続けるだけ。

自ら考えて、何かにチャレンジすることをしなくなります。

あっという間に組織の活力は落ちてきます。

 

こうならないためにも「横の関係」になっていることが効果的です。

 

さて、「上下」はある意味、自然な形でもあります。

 

例えば、上司と部下で考えた場合、

そもそも責任も違いますし、当然、給料など待遇面でも違いがあります。

だから当たり前のように「上下」と捉えられる差があります。

 

「横の関係」になったからといって、これらがなくなる訳ではありません。

 

私がお伝えしている「横の関係」というのは、

そうした差をなくそうということでもありません。

 

では一体何が「横」を生み出せるのか?

 

上司と部下、どのような立場であったとしても

同じように持てるものが一つあります。

 

それは

 

「目的を果たそう、とする意思」

「目標を達成しよう、という意思」

 

です。「意思」=「思い」とか「意欲」といっても良いでしょう。

 

それぞれの立場や役割は違いますが、

 

「目的を果たそう」

そのために

「目標を達成しよう」

 

という「思い」は同じように持てます。

 

「横の関係」では、このことをお互いがわかりあっています。

 

それぞれが自分の立ち位置から、

自分の「目標」を達成することに真剣に取り組みます。

 

「上下の関係」が「支配と服従」であったのと比べると

「横の関係」では「自立と支援」が大事なポイントです。

 

一人一人が「自立」して活動をします。

そんな相手を周囲の人は「支援」します。

 

一人一人が「やるべきこと」にきちんと向き合うことができる

という環境が「横の関係」では出来上がっていきます。

 

「上」の立場からすると、「下」は経験も少ないし、能力的にもまだまだなこともあるでしょう。

しかし「やり遂げよう」という意思はある、ということを信じ、

任せる時は任せ、相手の動きを邪魔せず、必要な時に「助け船」をだすだけ。

 

短期的な効率や成果物だけを「結果」として求めるのなら、このやり方は効果的ではないです。

 

しかし、少し時間軸を伸ばしてみたらどうでしょうか?

 

時間が経てば経つほど、「下」が成長していきます。

つまり、今は一見効率が落ちるように見えても、

先をみたら、今以上の成果が出てきます。

 

自分の組織、自分の周囲のメンバーなど現実を見たときに

こんな「横の関係」などただの理想論でしかない、、、

 

と思われる方もいるでしょう。

 

もしかしたら、そうかもしれません。

 

しかし、現実にこのような関係を築こうとすることで

活性化している組織もあります。

私自身もそれに関わっているものもあります。

 

どのような状況だったとしても

「より良くなる」意思を持ち続け、

関わる人や組織の支援を続けていくことが私の仕事です。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。