「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「人」なのか「物」なのか

【「人」なのか「物」なのか】

 

ハラスメントなどの問題の根本には

 

相手との関係性をどう捉えているか

 

という問題があります。

 

昨日は、その一つとして

 

上下の関係

 

について書きました。

 

「上下の関係」は「支配と服従」の関係です。

 

「上」が「下」を支配していますから

「上」は「下」に何をしても良いように錯覚します。

 

上司と部下では責任の重さも違いますし、

その点では上下は確かにあります。

 

しかし、これは「役割」の違いであって

「人」としての「上下」ではありません。

 

残念ながら、「上下の関係」は無意識のうちに

 

「上」が優れていて、「下」が劣っている

「上」が正しくて、「下」は間違っている

 

という前提が出来上がってしまいます。

 

「人」としても「上下」になっているように錯覚されてしまいます。

 

こうした状況では、

 

「上」のために「下」が働かなければいけない

 

という図式が出来上がってきます。

 

「上」の目的を達成するために、

「下」は手駒のように使われます。

 

ここでもう一つのより根本的な関係性の問題が見えてきます。

 

相手を「人」として扱わず、「物」のように扱ってしまう

 

というものです。

 

相手も「人」として一つの人格を持った存在にも関わらず

あたかも「物」と同じに、自分にとっての「道具」のように扱ってしまいます。

 

自分の思い通りに操ろうとし

自分の都合だけで相手の都合は一切考えなくなり

 

そして自分の思い通りにならないことに苛立ち

 

「使えない奴」

 

などと相手を決めつけてしまいます。

 

これは悪意を持ってしていることではなく

自分ではそんなつもりはないままに、

相手を「物」のように扱うことが自然に起きます。

 

自分としては間違ったことはしていません。

 

しかし、相手は「物」として扱われていることは、すぐに感じ取ります。

 

そんな関係が土台にあるまま、

表面的な言動だけでうまく立ち回ろうとしても

良い結果になることはありません。

 

ハラスメントのことに限らず、

 

相手との関係性に問題がある場合

 

「相手を「物」として扱っている」ということが多くの場合にあります。

 

根本にある関係性がどうなっているかを見直さない限り

一時的に何かの対応でうまく言ったように見えても

また何らかの問題が生じてきます。

 

この関係性を改善するための取り組みを私は支援しています。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。