「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

「1mmも変わらなかった」が変わった訳

「色々やってきたけど、1mmも変わらなかった」

「大事なことを全て明確に伝えたのに、全く浸透しなかった」

 

今日、お伺いした会社の経営者の方の言葉です。

 

初めてお伺いした時にそうお話しされました。

 

自分が来てから会社を良くしようと様々なことを仕掛けたけど

結局何も効果が感じられない、ということで出て来た言葉です。

 

そんな会社の管理職の方を対象に昨年末から4月半ばまでご一緒させてもらい、

一旦その仕事は終了しました。

 

今日お伺いした時にその後の状況をお話ししてくれたのですが、

明らかに変わっているそうです。

 

本人達も自覚して変化を起こしているのですが、

周囲のメンバーからも「変わった」という評価が聞こえるそうです。

 

実際に「こうしたほうがいい」と思う活動を、自発的に続けているそうです。

 

こういう話を聴くと、本当に嬉しく思います。

 

更にこの変化を広げていくために、

他の階層に対して同じような取り組みをすることになりそうです。

新しいお仕事になるので、正直にいうとそのことが嬉しいのもあります^ ^;;

 

でも、それ以上に関わった方が良い方向へ変わっていくきっかけになったり

その支援が出来たように感じられるのが嬉しいです。

 

さて、「変化する」「変わる」という表現を使ってしまいますが、

私自身の感覚では「変わった」というより

 

「本来の自分に戻った」

「本当の思いが表に出て来た」

 

と感じています。

 

本当は能力があるのに、本当はもっと意欲があるのに、、、

色んなことにより、それを自ら出せなくなっているのが私たちかもしれません。

 

少なくとも自分自身はそうでしたし、今の仕事をするようになってから

個別に関わる方々を見ていると皆そういう感じです。

 

何かが足りなくて、何かが欠けているので上手くいかない、と思っていると

足りないものや欠けているものを身につけよう、手に入れようとして頑張るしかありません。

これって結構辛かったりします。

そして、それすら上手くいかないと感じると、自分で自分の限界を決めてしまい

自分には無理、どうしたって出来ない

なんて勝手に諦めちゃいます。

 

勘違いしないで欲しいのですが、それがダメだと思ってはいません。

 

私たちの多くはそう思ってしまいがちなんだと思いますし、

そう思ってしまうことが自然なのかもしれません。

 

しかし、本当はあるものが出せていないだけだとしたら、

無理に何かを身につけようとする必要はなく、

邪魔している何かを除ければいいだけです。

 

この「邪魔している何か」というのは、実は「自分自身」なんです。

 

私たちは自分が思っている以上に能力はありますが、

自分が思っている以上に自分でその発揮を妨げています。

 

そのことに気づき、その邪魔している自分をうまく扱うことができれば

もっともっと本来の自分の力を発揮できるようになります。

 

これは、外からの圧力でできることではありません。

 

自分で決めてやるしかありません。

 

そのために大事なこと、一番基本となることが

 

自分(の心)をトトノエル(整える、調える)

 

ことです。

 

上に書いた会社の管理職の方々に実践していただいたのは

 

常に自分の心を整えてから活動を始める

 

ということです。

 

心が乱れた状態のまま活動しても、決して活動の質は上がりません。

 

活動の質を上げて、成果を出したいのであれば

「心」をトトノエルことは必須な条件です。

 

そのことの重要性を認識し、そのための実践を継続する

 

私がお伝えしていることは、それだけです。

 

何をするか、どうやってやるのか、より良い方法は何か、、、

 

こうした活動の中身となるものへは皆関心を持ちます。

だから、うまくいかない時に別の「やり方」を求めてしまいます。

 

しかし「やり方」が正しかったとしても、それを行う時の「状態」によって結果は変わってしまいます。

 

「状態」を整える

 

当たり前のことなのですが、意外とおろそかにされています。

 

その部分に意識を向け、そこを質すだけで多くの問題に解決の光が見えてきます。

 

活動の中身だけでなく「状態」にも目を向ける

 

ぜひ意識してもらいたいと思います。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また明日。