相手の気持ちがわかっているか?
昨晩のことでした。
中学生の娘たちが試験期間に入っています。
中2の妹が数学のわからない問題を姉(中3)に教えてもらっています。
それを聞いていた妻が横から口を出そうとした時に、
「お願いだから、お母さんはちょっと黙ってて」
姉がぴしゃりとそう言いました。
姉は妹にわかるように、丁寧に一生懸命教えていました。
それでも今ひとつ妹はピンときていないようですが、
根気よく、わかるように教えようとしています。
どんな問題をやっているか私も気になったので、
ちょっと覗かしてもらいました。
最終的には妹も理解したようでした。
そんな一連のことがあった後で、
「中学生の数学くらいなら、まだ、いけそうだな」
「私も問題ないわ」
なんて妻と話していました。
その横で妹の方がこんなことを言いました。
「でも、お母さんには教わりたくない」
「何だか、できないことが悪いみたいに言われてるみたいに感じる」
姉も同調します。
「お母さんはできない人の気持ちがわからないのよ」
そんんなやり取りを聞いていて、
これって組織の中でも起こりがちだな
なんて思いました。
妻は決して間違っていません。
また、相手を責めているつもりもありません。
できるように教えてあげているだけです。
自分がわかっていることを、わかるように教えているだけです。
しかし、受け取る側はなぜか素直に聞けません。
一体何が問題なのか?
どちらが良いとか悪いとかではありません。
しかし、このようなことが起きるとすれば、
それはおそらくここがポイントです。
「相手の気持ちをわかろうとしているか」
これは教える側だけでなく、教わる側にも同じことが言えます。
どちらも、本当に相手の気持ちをわかろうとした上で
コミュニケーションをとっているか?
おそらく、自分の側からしか考えていないのではないでしょうか?
だから、内容は間違っていなかったとしても、
お互いに「わかってくれてない」と感じながら
やり取りをしています。
人は自分のことを「わかってもらいたい生き物」です。
「わかってもらいたい」同士だと「わかってもらいたい」が衝突します。
コミュニケーションがうまく取れない原因は案外こんなことかもしれません。
どちらかが「わかってあげよう」という姿勢で接したら、、、
どんな風になるか、ぜひ試してみてください。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。