「正解を求める」という弱さ

少し以前のことを思い出しました。

私の師匠ともいうべき友人と話をしていた時のことです。

若い２人の講師についての話になりました。

一人は、勉強家で知識も豊富、引き出しも多いタイプ、

もう一人は知識はそれほどでもない。

しかし、 お客様からの評価は後者の方が高いというのです。

その違いは何かというと、、、

「言い切るかどうか」

ということなんだそうです 。

「・・・と思います」

と

「・・・です！」

の差です。

前者の講師は色々知っているんだけど、どうしても言葉が弱い。

一方、後者の講師ははっきりと「です！」と言い切るので

とても力強くメッセージが受講者に届きます。

この話、実は私もドキッとしました。

と言うのは、

私も「・・・と思います」とよく使う気がするからです。

こうして書いているものでも、最後が

・・・と思います

で終わっていることがよくあるはずです 。

知識が豊富ということは、色々勉強したのでしょう。

自分自身のことを振り返ってみると

色んなことを知りたがる時は

大抵の場合「正解」を求めています 。

これって、

今の自分は不正解（ダメ）かもしれない、

という不安が裏には潜んでいます。

だから、無意識のうちに

自信をもって言い切ることができないのかもしれません。

基本的に自分に対して、自信がもてないでいます。

「今の自分ではダメ」

「今のままではダメ」

「このままでは足りない」、、、

こんなことを心の奥底では思っています。

よくよく考えてみれば

世の中の全てのことを知ることはできないし、

そもそも絶対的な正解なんてそんなに多くはありません。

だとすると「正解を求める」という姿勢は

どこまでいっても

自分に自信が持ちきれないでいてしまいます。

では、どうしたらいいか？

今は今のままとして素直に受け入れて、その上で最善を尽くす。

これに限ります。

今が悪いわけではない。

今の自分がダメなわけではない。

今はただこの状態であるだけ。

今の自分を一切否定しない。

その上で、自分で選択すればいいです 。

「さらに良くなろうとする」

のか

「現状維持でいいや」

なのかを。

今の「今」は今以上の「今」ではないです。

「今の自分」は

「今ある」以上にはなれませんが

「今ある」以下でもありません。

今の自分を卑下する必要はありません。

次にくる「今」を今以上にするために、最善を尽くす。

「正解を求める」より「最善を尽くす」

今がベスト！ と思い込める力を強く持っていこう！

毎日が自己ベスト更新！

こんな感じでこれからもいってみることにします。

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

では、また。

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