「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

其位素行

【其位素行】

 

其位素行、「そいそこう」と読みます。

 

今日、ふと目にした言葉です。

 

「君子は其の位に素して行い、其の外を願わず」

 

君子=立派な人物というものは、

与えられた環境の中で精一杯の努力をして

それ以外のことは考えない

 

という意味です。

 

「今」を大事にする、という考えとも通じます。

 

「富貴(ふうき)に素しては富貴に行い、

 貧賤(ひんせん)に素しては貧賤に行い、

 夷狄(いてき)に素しては夷狄に行い、

 患難(かんなん)に素しては患難に行う。

 君子入るとして自得せざる無し」

 

裕福で地位が高い時、

貧しくて地位が低い時、

辺境にいる時、

苦難の時、、、

 

どんな時・状況であっても、

その立場でできることを行うということです。

 

ネットで解説を読むと、

ただ、その時にできることをするというだけでなく

 

他の立場や環境を求めることもせず、

自分の立場を超えて何かをするということもない

 

と説明されています。

 

今おかれている環境で

できることをやり尽くす。

 

与えられた範囲内で、

知恵と力を出し尽くし、

必死に目の前のことをやり抜く。

 

その事が、何より自分の成長につながりますし

結果的に新しい展開につながっていく

 

そんな事が

 

「其位素行」

 

という言葉には込められているように感じました。

 

昨日のラグビーW杯でのアイルランドとの試合、

一昨日のバレーボール女子W杯のセルビアとの試合、

 

明らかに実力的に格上のチームとの劣勢に立たされている状況でも

自分たちのやるべきことを一つづつやり続けている中で

自分たちに流れを呼び込み、遂には勝利を手にしていました。

 

仕事のことを振り返っても、、、

先が見えないような中でも、

その時にできる最善を尽くした時に

 

思いもかけない次の展開があったりしました。

 

今、どのような状況にあろうとも、、、

今、どんな環境に置かれていようとも、、、

 

今、やるべきことをやるために最善を尽くしているか?

 

このことを常に自分に問いかけていくことを忘れずにいようと思います。

 

「其位素行」、心に留めておこうと思った言葉でした。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。