「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

予測の罠

【予測の罠】

 

私達は、無意識に色んなことを予測(予想)して行動します。

 

これから起こるであろうことを正確に予測できれば、

いわゆる不測の事態に備えることが出来ます。

 

自分にとって不都合なことを事前に予測して

適切に対応できるとすれば素晴らしいことです。

 

スポーツでも相手の動きを予測して動くことを教わります。

対人関係でも相手の反応を予測して自分の言動を考えたりします。

事業計画でも環境の変化などを予測して戦略をたてたりします。

 

ところが一度予測や予想をしてしまうと、

それに囚われてしまうこともあります。

 

一度立ててしまった予測や予想こそが正しいものと

無意識に思い込んでしまいます。

 

こうなると予測や予想と違う現実に

適切に対応できなくなってしまいます。

 

スポーツでは、相手のフェイントにひっかかります。

対人関係では、予想外の相手の言動にいらついたりします。

事業では、環境の変化に気づくのが遅れたりします。

 

自分の予測は単なる予測でしかないのに、

目の前に起きていることそのものに対してでなく

自分の予測に従って行動しようとする。

 

そんなことに、つい陥りがちな自分に気がつきます。

 

「目の前の現実」を歪んで捉えてしまいます。

  

予測や予想に囚われてしまうと

「自分の思いこみ」を優先して判断をしてしまいます。

 

では、予測や予想をしなければ良いのか、というと

これは意外と難しいことです。

 

ほぼ無意識に当たり前のように、

私たちは予測や予想をしてしまいます。

 

無意識なことは簡単には変えられません。

だから、そこを変えようとするより、

予測や予想に囚われた事に気づいて、

その後の行動を適切にする方が現実的です。

 

予測や予想に囚われて現実をそのまま受け取っていない時の特徴は

 

「自分の心の状態が乱れている」

 

ということです。

 

現実に即し、適切な判断をするためにも

 

「感情に気づき、心を整える」

 

ということがやはり重要なことです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。