「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

時に中る(ときにあたる)

【時に中る(ときにあたる)】

 

「時中」という言葉があります。

「じちゅう」と読みます。

 

元々は易経に出てくる言葉です。

 

どこで読んだのか、自分のメモに下の言葉だけが残っていました。

 

「春夏秋冬がある。

 冬に春の準備をして、

 春に種をまき、

 夏に手入れをして、

 秋に実りがある。

 その時にすべきことをする、それが時中。

 寒く厳しい冬を嘆き、

 夏に汗を流さず、

 実りだけを求めるのが時流。

 原理原則に尽くすことが大事。

 時流におもねる者は、時流に滅ぶ」

 

ブログの記事か何かかと思い、検索しましたが見つかりませんでした。

私の取っているメルマガも確認しましたが、該当するものが見つかりませんでした。

そんな訳で出典が明記できず、申し訳ありません。

 

さて、この言葉に出会った時に、私はハッとしました。

 

私が個人で活動し始めた初期の頃に出会ったように思います。

 

一人でやり始めたものの、中々、思うように収入が増えず、

冷静に考えたら、先々どうなってしまうのか不安しかない、、、

 

ネットの世界では個人でも大きなビジネスをして

大成功しているような情報を目にします。

 

自分も何かそうしたことをしないといけないのではないか、、、

このままではダメじゃないか、、、

 

そんな風に迷走していた時期でした。

 

私が目にしていた成功したという情報は、

全て「時流に乗る」ということを言っていたように思います。

 

自分もそんな時流に乗らないと置いていかれるのではないか、

不安からくる、そんな焦りも感じていた時期でした。

 

まさに、そんな時にこの言葉と出会いました。

 

やるべき時にやるべきことをせず、

楽して結果だけを手に入れようとする

 

それを「時流」と言い、

 

「時流に乗っている」

 

というのは

 

単に、

 

「時流におもねる」

 

ことに過ぎず、結局は

 

「時流に滅ぶ」

 

と言い切っていたのです。

 

目が覚めた思いでした。

 

耕す時に耕し

まくべき時に種をまき

手入れを怠らずにするからこそ

収穫が得られます。

 

振り返って、自分は

 

耕す時に耕し

まくべき時にまき

手入れを怠らずにしている

 

のだろうか、、、

 

やるべきことをやらずに

手に入れることばかりに意識が向いている

 

先のことを心配にするあまり、

今に不安を持ち込み、

今やるべきことを疎かにしている

 

そんな自分に気がつくことができました。

 

どんな時、状況であったとしても

 

その時にすべきことがあり、

それをしっかりとやりきることこそが

今の自分に必要なことなのだ

 

そんなことに気づかせてもらいました。

 

そう言いながらも、

今でもふとした時に迷い、悩み、

迷走しそうになります。

 

そんな自分に気づくたびに

 

時に流されずに、ただ時に中る(ときにあたる)

 

という言葉を思い出し、自分を戒めています。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。