「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

問題の原因を追求するという態度がもたらすもの

【問題の原因を追求するという態度がもたらすもの】

 

何かを目指して活動すると

必ず問題が発生します。

 

なんの問題もなく行えることなどありません。

 

そもそも「問題」とは、

向こうから自分を邪魔しにやってくるものではありません。

 

自分が動くことによって、今まで関係なかったものが

自分にとって新たな「問題」となっただけのことです。

 

だから、活動をすれば問題が起きることが当たり前です。

問題が何もないとすれば、

それはなんの活動もしていないということです。

 

「問題」は必ず起きる、という前提で物事を進めていくと

いざ問題に直面した時も、心は乱れません。

 

さて、問題に直面した時、

その問題を解決するために、

どんなことが必要でしょうか?

 

多くの場合、

 

その問題の原因を追求する

 

ということを考えているようです。

 

うまくいかなかったり、失敗してしまった時に

 

「なぜだ?」

 

と自然に考えることが多くないでしょうか。

 

この「なぜだ?」は原因や理由を求める言葉です。

 

多くの人が自然に「なぜだ?」と考えています。

 

このことが悪い訳ではありません。

問題がなぜ起きたのかを知ることも大事なことです。

 

ただ、この「なぜだ?」という

「問題の原因を追求する」態度は

気をつけないといけないことがあります。

 

私たちの直面する問題は、ほとんどが「人」が関わっています。

そうした問題で「なぜだ?」をやりだすと

「犯人探し」

になってしまいがちです。

 

つまり、

 

「誰のせいでこんな問題が起きたんだ!?」

 

となってしまうのです。

 

この「犯人探し」が始まってしまうと、

肝心の「問題解決」は後回しになってしまいます。

 

「誰のせいなんだ?」

「一体誰の責任なんだ?」

 

誰もが自分が悪いとは言われたくありません。

それぞれに自分は悪くないと言い出します。

お互いに責任のなすり合いが始まります。

 

いつまでたっても、問題の解決に向けて動きません。

 

こんな風にならないためには、どうしたらいいでしょうか。

 

何かが起きた時に

「原因を追求する」ということから始めずに

「目的を再確認する」ということが効果的です。

 

問題が発生した時に、

その問題に意識を向けるのではなく

 

「何をしようとしていたのか」

「何を求めていたのか」

「どうなりたかったのか」

 

といったその活動のゴールをもう一度確認するのです。

 

つまづいた時に足元だけを見ているのではなく

顔を上げて行きたい方をちゃんと見るのです。

 

本当にやりたかったことは

 

「誰かを悪者にすること」

「誰かに責任を取らせること」

 

だったのでしょうか。

 

そうではないはずです。

 

本当の目的は別のところにあったはずです。

 

まずはその目的を果たしてから、それでも必要であれば

そんなことはやってもいいのではないでしょうか。

 

なんでもかんでもすぐに原因を追求するよりも

本当にやりたかったことに向けて進んでいく。

 

そんな態度で問題に臨んだ方が、

意外と早く解決できてしまいます。

 

問題に直面した時は

 

「なぜだ?」

 

ではなく

 

やろうとしていたことを思い出し、

「どうしたら?」

 

と考える(問いかける)ことで前に進んでいける場合も多いです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。