「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

敢えて手をつけない

【敢えて手をつけない】

 

組織の中の「関係性」を改善することが

「成果」をあげることにつながります。

 

このことが私がお伝えしている大事なことの一つです。

 

なぜ、そうなのか。

ならば、どうしたらいいのか。

 

これを研修やコンサルやコーチング的な活動を通してお伝えし

関わる方の成果をあげる支援をしています。

 

「関係性」のことになると、必ず

 

「こんな人の場合はどうすればいいですか?」

 

という質問がきます。

 

ここで出てくる「こんな人」とは、

一言で言うと、かなりひどい人です。

 

タイプは色々ですが、

どうやっても一筋縄ではいかなそうにない人です。

 

普通に聞いていて、

正直もうどうしようもないんではないか

と思えるような人です。

 

こんな場合の私の答えは決まっています。

 

「ほうっておきましょう」

 

大抵、意外な顔をされます。

 

でも、これは

 

「もう見限って、諦めよう」

 

ということではありません。

 

「今は、手をつけなくていいです」

 

ということです。

 

大抵の場合、こうして質問されることは

 

「一番難しい問題」

 

です。

 

今までどうやってもうまくいかず、頭を悩ませている問題です。

 

だからこそ、なんとか解決したいと思い質問をされるのでしょう。

 

その気持ちはすごくわかります。

 

しかし、ちょっと考えてみてほしいのです。

 

もっと簡単に解決できること、

すぐに手をつけられること

 

がありませんか?

 

確かに大きな問題を解決できるといいです。

しかし、今ままで中々うまくいかなかったということは

相当に難しい問題なはずです。

 

だから「何か新しいやり方で簡単に解決できれば、、、」と思うのでしょうが、

そんなにうまくいかないことの方が多いです。

 

なぜなら、今知った(研修の場で学んだ)新しい「やり方」を

自分はまだやったことがないからです。

 

自分でうまく使えるかもわかりません。

 

初心者がいきなり試合でホームラン打てる確率は限りなく低いのです。

 

だから、いきなり難しいことをしようとする前に

もっと簡単にできることを積み重ねていって欲しいのです。

 

難しい問題に関わりすぎて時間を多く取られるより、

その時間でできる簡単なことを数多くやってしまうのです。

 

その方が、現実的には物事はいい方向に進みやすいです。

 

特に、「関係性」に関わる問題の場合、

 

相手と自分との直接的な「関係性」だけを気にしがちですが

三者を経由した間接的な「関係性」も影響を与えます。

 

つまり、自分がその相手との「関係性」にアプローチしなくても

他の人たちとの「関係性」を更に良くしているうちに

相手との直接的な「関係性」にも変化が出てくることも良くあります。

 

難しい問題には敢えて手をつけず

とにかく簡単に出来ることをやりきってしまう

 

こんな進め方もありです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。