やればいいと言われても、、、始められない:それは「意志」の弱さ?
「思いつく人10,000人、やってみる人100人、続ける人1人」
こんな言葉を良く耳にします。
セミナーや講演会などに参加して、
「これやってみよう!」と思いつく人は10,000人いたとしても
実際に行動・実践する人は100人で、更にそれを継続する人は1人しかいない
ということです。
私の実感としては、実際に行動してみる人はもうちょっと多いような気もしますが、
継続する人はこんなものかもしれないな、と感じています。
だから、
「成功する人は少ないのだ」
「成功するのは一握りの人なんだ」
という捉え方もできます。
でも、見方を変えれば、
「続かないのが普通なんだ」
とも考えられます。
先の例で言えば、継続できる人は0.01%しかおらず、それ以外の99.99%の人は物事を続けることの出来ない人ということになります。継続できないどころか、一度も実行できない人が99%もいることになってしまいます。
この99%や99.99%の人たち(間違いなく私もこの中にいます)は、始める「意志」や
続ける「意志」の持てない弱い人たちなんでしょうか?
確かに、私自身は意志が強い方ではないです。
体重を落とした方がいいとわかっていながら、特に節制するわけでも運動を始めることもしていません。決心して始めたブログも途中で更新しなくなってしまうし、メルマガも3ヶ月以上配信しないままにしてしまったりしています。
でも、そんな自分でもずっと続けられていることも少なからずあります。
例えば、夜寝る前に歯磨きすること、買い物してレジで商品をもらう時「ありがとう(ございます)」ということ、食べ終わった食器を自分で下げること、、、
自分でも知らないうちに身についていることもあれば、自分でやろうと思って意識して続けてきたこともあります。
誰にだって、自分で始めてちゃんと続けていることはあるはずです。
始めること、続けることを選択して決断する「意志」の力は誰にでも備わっています。
では、何が1%と99%、0.01%と99.99%の違いになるのでしょうか。
「始められる」か「始められないか」の違いは、「習慣」の違いです。
「習慣」というより「癖」とか「習性」と言った方がいいかもしれません。
「新しいことをやってみる」「いいと思ったことをすぐにやってみる」
こんな「習慣」(「癖」「習性」)が身についているかいないかの違いだけではないか、と私は捉えています。
もちろん、断固たる決意をして、強い気持ちで「始める!」というように、意志の力を発揮して始めることもできますが、これはすぐに「さっ!」と始める感じではないですね。ちょっと大変な感じがします。
普段から腰の重い人は、何かを始めるまでやはり時間がかかりがちです。
普段から腰の軽い人は、何かを始めるのに抵抗感が少ない傾向が強いです。
もし「始める」ことが苦手だなと思うなら、まずは「すぐに動く」ということを意識することから始めて見るのが効果的です。
どんなことでも構わないので、
「後でまとめてやればいいや」「今しなくてもいいな」、、、
なんて後回しにすることを、まずは
「気がついた時にやってみる」
から始めてみたらどうでしょうか。
例えば、落ちてるゴミに気づいたらすぐに拾ってゴミ箱に入れる、なんてことを私は意識してやるようにしています。
これをやりだしてから、自分の反応が以前より良くなった(後回しにすることが減ってきた)ように感じています。
「気がついた時にやってみる」
試してみる価値はあると思います。
では、また。