「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

心の重要性に気づいたきっかけ

「感情に気づく」ということは、

「自分の状態に気づく」ということです。

 

自分の状態が整っていないと

何をするにしても活動の質が上がりません。

 

活動の質が上がらないから

結果的に求める結果には届かないことが多い。

 

これは、当たり前の話なんです。

当たり前というより、

人類共通の原則と言ってもいいくらいだと思います。

 

皆さんも経験しているはずです。

 

落ち込んでいたり、イライラしていると

いつもなら簡単に出来ることが上手くいかなかったりします。

 

だから、落ち着いて取り組んだ方がいい、とわかっているはずなのに

多くの人が、私も含めて、乱れた状態のまま何かをやっています。

 

心の状態の扱い方をよくわかっていないんですね。

 

私がそうでした。

今、私が心の状態を整えることを本当に大事にしています。

 

それは、私のこれまでの経験からその大事さに気づいたからです。

 

今日は、そんな私のことをお話しします。

 

最初にお話ししますが、

私が心の重要性を本当にわかったのは

「心の病」にかかったからです。

 

診断書に「抑うつ性症候群」と書いてありました。

 

私は、どちらかとう言うと大学までは「出来る子」でした。

 

勉強もそこそこできましたし、

身体も大きく、運動もそこそこできました。

 

就職も一部上場企業に入り、順風満帆と言えたかもしれません。

 

しかし、会社に入ってからは、いまひとつパットしませんでした。

最初は営業職でした。

能力的なものはない訳ではないと思いますが、

殻を破りきれないと言うか、どうしてもやり切れていませんでした。

 

全然できないということではないですが、決して成績がいい方ではありません。

 

仕事自体が嫌いではありませんでしたが、

段々と会社が楽しくなくなっていきました。

心が躍りません。ワクワクを感じることがなくなっていました。

 

先のことを考えても、あまり期待が持てなくなってきました。

 

そんな時に、ある経営者の方と出会いました。

仕事の関係でお会いしたのですが、

「この人と働いてみたい」という気持ちが強くなってきました。

 

そして、とうとう「一緒に働かせてほしい」と自分から頼みに行きました。

 

「この人の下で、もっと経営の勉強をしたい」

「この人と一緒に実際の経営に携わりたい」

 

そんな気持ちが強くありました。

 

しかし、今振り返ると、いやその時もわかっていました。

 

格好つけてそんなことを言っていますが、

本当はつまらない場所から逃げ出したい、という気持ちだったことを。

 

心の状態が整っていないまま「転職する」という決断をしていました。

その決断は、結果的に自分の思ったような未来には繋がりませんでした。

 

会社を変わった私ですが、

その会社でも私は思ったように仕事で成果を出せませんでした。

 

そうこうするうちに、私が惚れ込んだ経営者の方も事情があり引退されました。

 

自分を本当に理解していくれる人はこの会社にも誰もいない、、、

そんな気持ちになっていきました。

 

仕事に意義もやり甲斐も見出せないまま、会社に行くのも辛くなっていきました。

 

そんな日々が続いていたある日、私は会社に行くことができなくなりました。

いつものように家を出たのですが体調が悪くなってきて、

電車での通勤中に途中の駅で降りてしまいました。

 

会社に連絡してその日は休みました。

 

翌日も同じことが起きました。

また、会社に連絡して休みました。

 

3日目、また同じことが起こります。

今度は会社に電話できませんでした。

 

人生初、無断欠勤です。

 

薄々何かがおかしいと感じていた妻にうながされて

病院に行きました。心療内科です。

 

そこでもらった診断書に書いてあったのが上にも書いた

抑うつ性症候群」

という言葉でした。

 

まさか自分が、、、

 

自分は自分のことをそれなりに強い人間だと思っていました。

そんな弱い人間ではないはずだ、と思いたい気持ちがある一方、

実は、ホッとした自分もいました。

 

診てくれた先生が言ってくれました。

 

「これ(診断者)会社に出したら、3ヶ月は休めるから、ゆっくり休みなさい」

 

「会社行かなくていいんだ、、、」

 

正直、ホッとしました。

 

そこから3ヶ月会社を休職しました。

 

自分の心をうまく扱うことができなかった私は

こうして今までの会社員生活を続けていくことができなくなってしまいました。

 

心の状態を乱してしまうとどういうことになってしまうか体験したわけですが

この時にはまだその重要性やどうしたらいいのかを全くわかっていませんでした。

 

ここからの3ヶ月の間の出会いが「心の重要性」についてはっきりとわからせてくれました。

 

今日は長くなりましたので、そのことは改めて書くことにします。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

では、また。