「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

ルールが違う

なぜ、他人の言動にイライラさせられるのか?

周囲の人間のことが気に触るのか?

人が怒りを感じる原因はなんでしょうか?

 

昨日、私の研修を以前受講された方と長い時間お話をしました。

 

職場での人間関係がこじれてしまい、もうどうしようもなくなっているそうです。

 

はっきり言って顔を見るのも嫌!

視界にその人が入るだけで、自分の心が乱れる

相手を異動させるか、ダメなら、自分を降格してもいいから異動させて欲しい

 

そんな気持ちなようです。

 

どうしてそんなことになってしまったのか、、、

聴いてみると、どうもきっかけは些細なことのように思えます。

 

まあ、私からすれば些細なことなんですが、その人にとっては大変なことだったのです。

 

人は、なぜ他人の言動に怒りを感じるのか?

 

それは、、、

 

「自分のルールを破られた」

 

と感じるからです。

 

自分としては、

 

当然こうだろう

当たり前のことだ

普通はこうするよな

 

と思っていることを、相手がしなかったときに怒りを感じます。

 

しかも、相手はそれを全く気にしていない。

 

こんな状況に出会うと

自分が「ないがしろ」にされたように思ってしまうのです。

 

そんな相手に腹が立ちます。

 

しかも、たまたまそれが1回だけでなく、また、繰り返されたりします。

 

そうなってくるともうダメです。

 

あいつは人としてありえない!!

 

なんて、なってしまいます。

 

その気持ちはわかります。私もそうなるからです。

 

しかし、一つ気がついていないことがあります。

 

それは、

 

「相手には相手のルールがある」

 

ということです。

 

つまり、「自分のルール」と「相手のルール」は違っているかもしれません。

 

前提が違っているのです。

 

私はバスケットボールのつもりで、ボールを持ったまま走ったらいけないと考えています。

でも、相手はラグビーのつもりで、平気でボールを持って走り出します。

 

私はドリブルで相手をかわそうとしたら、相手はタックルをしてきます。

 

私は「反則だ!!」と言って起こりますが、

相手は何を言われているのかわかりません。

 

人間関係のこじれは、こんなところから始まっています。

 

ルールが違っている、いや、そもそも競技すら違っているかもしれません。

 

そのことを確認しないまま、活動していても溝は埋まることはありません。

 

自分の「当たり前」と相手の「当たり前」は違っている。

 

だからこそ、

 

相手がどんなルールに従っているのかをわかってあげようとすること

その上で、自分が従っているルールをきちんと伝えること

 

このことをおろそかにして、良好な人間関係は築けません。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。