「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

基準を上げすぎていないか?

私は研修などの最初にアイスブレイクを取り入れています。

 

アイスブレイクとは緊張をほぐしたり、堅い空気を和らげたりする行為のことです。

 

初めての方同士で、最初は雑談などをする様な事もアイスブレイクですね。

 

研修などの場で、私は受講者の方同士でお話をしてもらうことが多いです。

 

よく使うテーマが

 

「最近、嬉しかった(楽しかった)こと」

 

を簡単にお互いに紹介してもらったりします。

 

これをお伝えすると、必ずと言っていいぐらい困った様な顔をされる方がいます。

 

傾向的には少し年齢層が上の男性が多い様に感じます。

 

「最近、嬉しいことや楽しいことなんて特にないなあ、、、」

 

と言って、困っています。

 

で、ずいぶんと前にあった何か特別な出来事を一生懸命思い出して話したりしています。

 

でも、本当に「嬉しいこと」や「楽しいこと」がないのでしょうか。

 

まあ、本人がそう思っているのだから、そうだとも言えます。

 

しかし、こういう捉え方もできます。

 

「嬉しいこと」や「楽しいこと」を感じるセンサーが鈍くなっている

 

センサーの感度が悪いので、ちょっとしたことでは

「嬉しい」とか「楽しい」とかを感じられなくなっているのではないでしょうか。

 

例えば、今日の朝も普通に目が覚めた。

 

これ、私はとても嬉しいです。

 

でも、かつての私は「そんなこと当たり前」と思って

その程度のことに「嬉しさ」なんて感じられませんでした。

 

色々なことを経験してくるうちに、普通の出来事に対しては

 

「当たり前」

 

という感じかたをして、そのことを流してしまいます。

 

目が覚めて今日も1日活動できることって、

実に嬉しいことだと思いませんか?

 

でも、そう感じられなくなっているとしたら、、、

 

センサーが鈍くなっている

 

とも言えますし、

 

基準値をあげすぎている

 

とも言えます。

 

「嬉しい」とか「楽しい」とか「幸せ」とかは

 

何かいつもと違う特別なこと

 

でないと感じられなくなっているだけではないですか。

 

それこそ、

 

たまたま拾った宝くじが一等前後賞まで当たって

あっという間に億万長者になってしまった

 

なんて、ことでもないと「嬉しい」と感じられなくなっていませんか。

 

そうだとしたら、基準を上げすぎです。

 

「嬉しい」とか「楽しい」とか「幸せ」とか感じられる時、

自分の心は乱れることが少ないです。

 

自分の心を乱さないためにも、

日常的にいい心の状態を自分で作り出しておくのが効果的です。

 

何を嬉しいと感じるかは、それぞれの基準によります。

 

基準を下げておけば、毎日どんなことでも嬉しさや楽しさは見出せます。

 

どの様な基準で考えるかは、意識すれば自分で決められます。

 

自分の心の状態をどの様に保つかは、自分で決められるのです。

 

基準を上げすぎて心が乱れやすくなるよりも、

基準を思いっきり下げて心が整いやすい状態にしておく。

 

これも、自分を整える・調えるための一つのスキルです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

 

では、また。