基準上げすぎてない?下げても良くない?
【基準上げすぎてない?下げても良くない?】
24時間以内にあった嬉しいこと、楽しいこと、良かったこと、新しいこと、何か一つ教えてください。
なんて、言われたらどうなりますか?
パッと思いついて答えられる方は意外と少ないです。
これ、よく研修の最初に受講者の皆さんにやってもらいます。
大抵の場合、面白いくらいに同じ反応が返ってきます。
そんなこと言われても、最近楽しかったり嬉しかったことなんてないよ。
こんな風に言って、昔の思い出を語る人もいたりします。
でも、本当にそうなんでしょうか?
私は、以前、大怪我をして病院で2ヶ月ほど寝たきりの状態でいたことがあります。
寝たきりですから、ほとんどのことは自分でできません。
トイレにも行けません。
寝たまま、誰かに助けてもらうしかありません。
これが本当に嫌でした。
いい年をして、お尻を他人に拭いてもらわないいけないのです。
屈辱を感じた、と言っても過言ではありません。
だから、お医者さんから、
もう自分で歩いてトイレ行ってもいいですよ
と言われたときは嬉しかったです
トイレに一人で行けるのが本当に嬉しかったです。
その経験があるので、
自分で歩ける
一人でトイレに行ける
なんてことでも嬉しいです。
朝目が覚めて新しい1日を迎えられる、、、
これだけでも嬉しいことではないですか?
宝くじの1等前後賞が当たった!!
なんてことでもないと嬉しくない、と勝手に思っていませんか。
基準を上げすぎです。
なんでもかんでも高みを目指して、基準を引き上げなくても良いと思っています。
高みを目指すのは構いません。
でも、日々起きていることに対して、基準を上げすぎると
幸福不感症になってしまいます。
思い切って基準を下げてみませんか。
そのほうが、日々機嫌よく過ごせるかもしれませんよ。
今日もここまでお読みいただきありがとうございます。
では、また。