「習慣化」でうまくいく〜二つの「トトノエル」の実践

何事でもうまくいくための「習慣」を身につけるために、私が日々実践していることを中心にお伝えします。

経験から学ぶ?

「経験から学ぶ」

 

私もよくこの言葉を使います。

 

自分の知らない何かを誰かから教えてもらうことも学ぶことでしょうが、

聞いただけのこと、知っているだけのことはあまり役になっていないことも多いです。

 

というか、私の場合、ほとんど役に立っていない気がします。

 

自分が経験したことから学んだことが、自分の血肉になっていると感じています。

 

「知識」ではなく「知恵」として自分の中に根付くものは

「経験」がベースになっています。

 

では、経験しさえすればいいのか、というとちょっと違います。

 

同じ経験をしていても、そこから学ぶ人と、何も学ばない人がいます。

 

「経験」を自分の成長に繋げるには、欠かせないことがあります。

 

それは「内省」です。

 

著名な哲学者 ジョン・デューイは次のような言葉を残しているそうです。

 

「私たちは経験から(直接)学ぶのではない。

 経験を内省するときに学ぶのだ」

 

辞書を引くと

 

「内省」

自分自身の心のはたらきや状態をかえりみること。

 

と出ています。

 

なんとなく「反省」と似ていますが、

私は「内省」と「反省」を明確に区別しています。

 

「内省」とは、その字の通りに

 

自分の内側=自分自身を振り返ること

 

であり、

 

「反省」は

 

自分の外側=起きた出来事を振り返ること

 

だと捉えています。

 

外側の出来事はそれがどのようなもので、

どんな要因によるものかがわかったとしても

多くの場合、

自分でコントロールできるものではありません。

 

しかし、自分自身は自分でコントロールすることができます。

 

外側に理由を見つけるのではなく、

自分の内側にある自分自身の本当の思いを見つける。

 

うまくいかなかった理由を探るのではなく、

本当はどうしたかったのかをしっかりと考える。

 

これが私の思っている「内省」です。

 

自分の本当の思いを常に意識することで、

過去に起きたことはただの事実として捉え、

その上で、今何をしていくのかを決断する。

 

こうしたことができるようになります。

 

この「内省」を身につけるためにも、是非、習慣にして欲しいことがあります。

 

それは

 

「感情を振り返る」

 

という習慣です。

 

例えば夜寝る前に、

 

「今日一日、自分はどんな感情で過ごしていたのか」

 

を振り返ります。

 

嫌な感情を感じることがあったとしたら、

それは自分の本来の想いからずれていることを知らせてくれています。

 

ポジティブな感情だから良くて、

ネガティブな感情だからダメだというものでは決してありません。

 

感情は、自分の本当の思いと実際に行っていることのズレを

伝えるセンサーみたいなものです。

 

いい感情であれば目指す方向に進んでいて

悪い感情だとしたら方向がずれたことを教えてくれているだけです。

 

素直に自分の感情を認め受け入れることは、

自分自身を肯定的に受け止める練習でもあります。

 

「感情を振り返る」

 

この習慣を身につけてから、自分には大きな変化が起きてきました。

 

是非、皆さんも習慣化して欲しいです。

 

今日もここまでお読みいただきありがとうございます。

  

では、また。